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PICCカテーテルってなに?看護師に必要な知識とは

今回は「PICCカテーテルってなに?看護師に必要な知識とは」について記載していきますね。

あなたは、PICCカテーテルを聞いたこと、見たことはありますか?

入院中の患者さんには、治療のために点滴注射が多いですよね。

一般的には、末梢静脈カテーテルを挿入し、薬剤を投与していくのが、基本だと思います。

ただ、血管が細く入りづらい方、長期間点滴による薬剤投与が必要な方、太い血管からでしか薬剤を投与できない場合など、患者さんの状態によって、様々です。

太い血管といえば、メジャーなのが、CVCカテーテル(中心静脈カテーテル)になります。

では、PICCカテーテルとは何なのか?PICCカテーテルは、どんな患者さんが適応になるの?末梢から挿入するということは、静脈炎を起こしやすいの?PICCカテーテルを挿入された患者さんに、看護師はどう管理していけばいいの?解説していきましょう!




PICCカテーテルとは何なのか?

末梢挿入式中心静脈カテーテルのことをいいます。腕からアプローチをして、太い血管である上大静脈へカテーテルを挿入する方法になります。

5年ぐらい前に、私自身はPICCカテーテルの存在を臨床現場で確認しましたが、調べてみると20年以上も前から、実施されていたということなので、驚きですね。

なぜ、最近になってPICCカテーテルが、臨床現場で多く見られるようになったかというと、安全面という視点からです。

鎖骨下からアプローチした場合、どんなに気をつけていても、合併症として、気胸や血胸などが起こる可能性がありますよね。

PICCも合併症がないわけではありませんが、重篤な合併症が起こらないという点を考えると、注目されてきているんですね。

PICCカテーテルは、どんな患者さんが適応になるの?

中心静脈カテーテルの中で、安全に挿入できるという点を考えると、適応は広がりを見せています。

具体的な適応としては、

・中心静脈栄養、いわゆる高カロリー輸液が必要な場合
・血管に対して刺激が強い薬剤投与
・化学療法
・末梢静脈ルート確保が困難な場合

などが挙げられます。

私の嫁も、切迫入院で長期に薬剤投与が必要な状態で、末梢静脈ルート確保が難しくなったので、PICCを挿入しました。

数日毎に入れ替えが必要な末梢静脈ルートと比較すると、一度挿入すると感染や静脈炎などのトラブルがない限り、使い続けることができるので、患者さんにとって、メリットは大きいのではないでしょうか。 

末梢から挿入するということは、静脈炎を起こしやすいの?

PICCの挿入部位は、肘か上腕になります。

肘は、肘正中皮静脈が、比較的血管が太いので、挿入する難易度は優しいです。

しかし、肘PICCは、静脈炎を起こしやすいと報告があります。

また、肘を曲げてしまうことで、滴下が悪くなってしまうことも懸念されます。

24時間点滴が必要な方に、肘を曲げないで過ごしてもらうのは、厳しいですよね。

そのため、最近では、エコーガイド下で上腕にPICCを挿入する方法が良いとされています。

PICCカテーテルを挿入された患者さんに、看護師はどう管理していけばいいの?

基本的な考え方は、中心静脈カテーテル挿入と同じで、感染予防対策が重要になります。

また、カテーテル自体は細いので、固定方法にも注意をすることが、長期間留置の秘訣になります。

感染をしないため、具体的な方法としては、

・PICC挿入部を観察し、発赤や皮膚トラブルなどが見られないか
・入浴をしたら、ドレッシング交換を行い、消毒を確実にすること
・入浴ができない場合でも、週1回はドレッシング剤の交換+消毒を行う
・輸液ラインは、フィルターが付いている一体型の輸液セットを使用すること
・PICCのルートから、できれば採血や輸血は行わない

これらを行う必要があります。

間違いないのは、カテーテルからの感染を起こさないために、どのように行動をするのかを考えることです。

一つ大事なのは、PICC挿入とCVカテーテル挿入の感染率に変化はないということです。

どちらも中心静脈カテーテルなので、挿入部位こそ違いますが、リスクは同じなのです。

PICCは、末梢から挿入されるため、消毒をする印象が弱くなりがちですが、しっかり感染管理を行うことが、看護師にとって大切なことになります。

いかがでしたでしょうか?

PICCは、これから広がる可能性が十分にあります。

PICCが挿入されている患者さんがいたら、感染についてしっかり管理するということを覚えておきましょう。

ということは、感染対策はもちろん、感染徴候が見られていないか、看護師は観察をしていく必要があります。

PICCについて、正しい知識を持ち、管理していくことで、患者さんに安全を守ることにつながります。





 

 

 

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