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ベッドサイドから、看護師がすぐに離れない場面とは

今回は「ベッドサイドから、看護師がすぐに離れない場面」について記載していきますね。

 

あなたは、ベッドに臥床している患者さんに対して、どのような場面の時にすぐに離れないで、観察をしていますか?

 

看護師にとって、観察、そして異常に気づけるアセスメント力は、常に求められていますよね。

 

特に何か処置をして、急変する可能性が少しでもあれば、ベッドサイドから離れないようにすると思います。

 

でも、どんな処置をした時に、急変する可能性があるのでしょうか。

 

色々な処置がありますが、一般的にメジャーと思われるものを、今回は書いてみようと思います。

 

では、抗菌薬の投与直後は、なぜすぐにベッドサイドを離れてはいけないの?輸血投与後は、なぜすぐにベッドサイドを離れてはいけないの?気管チューブ抜管後は、なぜすぐにベッドサイドを離れてはいけないの?解説していきましょう!

 


 

抗菌薬の投与直後は、なぜすぐにベッドサイドを離れてはいけないの?

 

抗菌薬は、様々な細菌による感染症に対して、幅広く投与されていますよね。ほとんどの場合は、大きな副作用は見られず経過しますが、まれに重篤な副作用である、アナフィラキシーショックを起こすことがあります。

 

抗菌薬を投与してから、5分~30分以内にすぐに症状が出現するのが、アナフィラキシーショックの特徴です。

 

そのため、抗菌薬投与の初回は、十分な観察が必要とされています。別な抗菌薬に変更になった場合でも、初回同様の対応をしなければいけません。

 

実際、他の抗菌薬に変更し、副作用が出現した患者さんを見たことがあるので、注意が必要です。

 

アナフィラキシーショックは、軽症であれば、蕁麻疹や熱感などで落ち着きますが、重症化すると、不整脈やチアノーゼ、気道浮腫、最悪の場合には、心肺停止もありえます。

 

そのため、必ず抗菌薬の初回投与の場合には、患者さんにアナフィラキシーショックの症状について説明し、異常があればすぐに連絡をもらえるように、説明をする必要があるんですね。

 

看護師の行動としては、初回投与の場合は、最初の5分程度は観察をしていき、なんでもなければ、一度退室。以後、時間を見ながら患者さんの状態を観察していくことが、安全面から大切になります。

 

万が一、急変をした場合、看護師としてどう行動するかというと、

 
・ただちに、抗菌薬の投与を中止

・別の末梢静脈ルートを留置する

・抗アレルギー薬の投与、重症化している場合には、昇圧剤やステロイド薬を使用するため、準備を行い、医師の指示を仰ぐというような行動をとります。

輸血投与後は、なぜすぐにベッドサイドを離れてはいけないの?

輸血投与前には、大前提として、血液型の不一致がないことです。これが行われてしまうと、重篤な副作用が出現し、最悪の場合には、亡くなってしまう事があります。

そのため、必ず各医療機関では、血液型の確認を検査室はもちろん、看護師のダブルチェック、さらにネームバンドやカルテなど、何重にも確認事項が存在します。

しかしながら、同型の輸血の場合でも、副作用が出現する場合があるのです。

輸血を投与した際には、5分後、15分後、30分後というように、時間を確認しながら確認していきます。

特に30分以内に、血圧低下やアナフィラキシーショック症状が出現するので、注意して観察をしていきます。

輸血開始から2時間以内に副作用症状が出現すると言われているので、観察を継続することが大事になります。

また、まれではありますが、TRALI(輸血関連急性肺障害)が、輸血中または6時間以内に出現するといわれているので、観察が必要になります。

私が、赤血球製剤(RBC)を輸血している実際の臨床現場で、発熱と呼吸困難感の症状を訴えた患者さんがいました。

数年前の記憶なので、やや記憶が薄れていますが、確か5分後または15分後に出現しました。

すぐに投与を中止し、大きなバイタルサインの変化はなかったのですが、念のため抗アレルギー薬を投与した記憶があります。

このように、副作用は出現するので、観察をしていかなければいけないことが、わかります。

気管チューブ抜管後は、なぜすぐにベッドサイドを離れてはいけないの?

患者さんの全身状態が落ち着いたとき、気管チューブの抜管を行いますよね。

抜いて一安心ではなくて、抜管後には、呼吸不全はもちろん、長期間の場合には、咽頭浮腫や炎症、気道閉塞などを起こす可能性が十分にあります。

抜管をした際には、必ず再挿菅をする可能性を考えていなければいけません。

抜管後には、呼吸不全やうっ血性心不全など、循環動態が不安定になることが想定されるため、継続的な観察とケアを行う必要があります。

抜管後の看護ケアとしては、体位交換や痰の吸引、口腔内の清潔を保つことが大切になります。

いかがでしたでしょうか?

今回は、抗菌薬と輸血、気管チューブ抜管について記載しました。

どの処置についても言えることは、急変の可能性を知識として、想定できているかということになります。

知識がなければ、当然急変に対してのアセスメントもできず、いざ急変したとしても、対応が送れ、重篤な場合には、生命の危機に陥ってしまいます。

大事なのは、処置を行った後、どのような状態になるのが、一番良くないのかをシミュレーションしておくことです。

私は、必ず患者さんの疾患はもちろん、処置後は、最悪のシミュレーションを常に行っています。

なんでもなければ、笑顔で患者さんに対応していたらいいと思うんです。

これが、患者さんの看護ケアとして、安全面に配慮し、安楽な日常生活を提供することにつながると思うのです。 





 

 

 

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