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パーキンソン病ってなに?どう看護したらいいの?

今回は「パーキンソン病に対して、どう看護したらいいのか」について記載していきますね。

 

パーキンソン病は、進行性の神経変性疾患で、根治治療がありません。

 

ですが、抗パーキンソン薬や残存機能の維持を行い、QOLを低下させず、向上することは可能です。

 

しかしながら、運動症状や自律神経に関する症状が見られ、薬の副作用による精神症状も見られることがあります。

 

では、そもそもパーキンソン病とは何なのか?パーキンソン病の症状とは?パーキンソン病患者さんのアセスメントと看護は?解説していきましょう!

 

 

そもそもパーキンソン病とは何なのか?

 

神経変性疾患と書きましたが、もう少し詳しく書きますね。

 

細胞変性によって、ドパミンが減少して神経の興奮を抑える力が、低下してしまうのです。

 

その結果、スムーズな運動や姿勢を調節することが、難しくなっていきます。

 

原因は、はっきりしておらず、難病といわれている疾患の一つになります。

 

パーキンソン病の症状とは?

 

症状を大きく分けると、運動系の症状と自律神経の症状に分けることができます。

 

運動系の症状としては、

 

・震戦

・筋固縮

・無動、動作緩慢

・歩行障害、姿勢調節困難

 

が挙げられます。

 

自律神経の症状としては、

 

・嚥下障害

・便秘

・排尿障害

 

これらが挙げられます。

 

さらに、精神症状としても見られますが、薬剤による副作用の影響もあるので、判別がしづらいというのが印象としてあります。

 

このように、軽度~重症まで幅広い症状が出現するので、日常生活に支障をきたすことが多いのが特徴です。

 

重症化すると、日常生活を行うことができない状態となり、寝たきり状態となってしまいます。

 

パーキンソン病患者さんのアセスメントと看護は?

 

パーキンソン病の症状の特徴は、運動障害にあります。

 

なので、アセスメントのポイントとしては、上記に挙げた運動障害について観察していきます。

 

その上で、日常生活行動に支障がない程度なのか、部分介助が必要な状態なのか、全面的な介助が必要な状態なのかアセスメントしていきます。

 

必要な状態であれば、看護ケアを提供していき、日常生活に大きな支障が起きないように、援助をしていきます。

 

運動障害をアセスメント後、自律神経症状にも注目していきましょう。

 

上記に挙げた症状で、臨床でよく見かけるのは、嚥下障害です。

 

嚥下障害の程度によっては、誤嚥性肺炎の原因にもなってしまうので、観察が必要です。

 

看護して大事なのは、援助が必要だと思う部分に援助をしていくことです。

 

パーキンソン病という診断がついていても、ほとんど介助が必要でない方もいます。

 

逆に全介助という方もいます。

 

運動障害と自律神経症状をアセスメントし、出ている症状に対して、看護ケアを提供していきましょう。

 

例えば、動作緩慢であったり歩行障害、前傾姿勢の場合だと、転倒リスクが高いので、付き添い歩行もしくは車椅子で対応します。

 

嚥下障害が見られて、誤嚥のリスクが高ければ、食事見守りが必要です。振戦が強い方であれば、食事介助をする場合もあります。

 

症状に合わせてアセスメントし、適切な看護ケアが提供できるように対応していきましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

どの疾患にも言えることですが、

 

診断名=全ての症状が出現するとは限らない

 

ということです。

 

疾患の知識をつけることは、基本的に看護師のスキルアップには不可欠です。

 

それと同時に、アセスメント力をつけることも大切です。

 

必要な看護援助を提供することが、患者さんの安全・安楽のために良いと考えます。




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