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電解質シリーズ!消化器症状はなんで電解質異常になるの?

今回は「電解質の消化器」に絞って書いていきますね。

消化管は、下痢や吐くのが続いてしまうと、電解質に異常が出てきます。
その他にも、イレウスや肝臓が悪くなってしまうと、浮腫、腹水などが出現してきます。

なんで、下痢や嘔吐、腹水が出てくると電解質に異常が起きてくるのか解説していきますね。




吐くと、なぜ電解質に異常が起きるの?

嘔吐してしまうと、胃液にある水素・ナトリウム・カリウム・クロールなどの電解質が一緒に失われます。

・ナトリウムが不足すると、水分がなくなることになるため、脱水を起こしやすくなります。
・脱水を起こすと、カリウム排泄が増えてしまうため、低カリウム血症を起こします。
・カリウムが不足すると、 クロールも一緒に減少するので、代謝性アルカローシスになります。
・腎血流の減少により、腎機能が障害され、BUNが上昇します。

このようなメカニズムによって、吐いてしまうと電解質に異常が起こってしまいます。 

下痢は、なぜ電解質に異常が起きるの?

下痢によって、便中から1日あたり水分が100~200ml、ナトリウムが5、カリウムが10、クロールが2、重炭酸イオンが3、排泄されるといわれています。

数字はなんとなく覚える形で良いと思います。何がいいたいかというと、下痢が続いてしまうと、上記に書いた量が毎日出ていってしまうということ。出て行けば、補わないと当然電解質がおかしくなりますよね?

下痢便の量が増えてくると、出ていくナトリウム量も増えていきます。しかし、カリウム排泄量が多くなることはありません。

下痢の場合、体組織から塩基が失われている状態なので、pHはアシドーシスになりやすいです。

腹水は、なぜ電解質に異常が起きるの?

肝疾患が重症化してくると、腹水の出現がしやすくなります。
腹水は、低ナトリウム血症と低カリウム血症を起こします。

特に低ナトリウム血症を起こしているときは、注意が必要です。
なぜかというと、身体全体のナトリウムが少なくなったわけではなく、腹水が溜まって薄くなってしまった状態だからです。

低カリウム血症に関しては、アルコールの過剰摂取や利尿剤を使用することで、カリウムの排泄が多くなってしまうために、発生します。
 

このように、様々な消化器症状の電解質異常のメカニズムについて書きました。
ついつい臨床では、電解質異常→どんな症状が出る→治療は?という風になりがちですが、
基本となる電解質異常のメカニズムを、知識として覚えておくことは、非常に重要だと考えます。

忙しい毎日で、なかなかゆっくり考えることはできないと思いますが、この記事が少しでも
参考になればと思います。 





 

 

 

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