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静脈炎や血管外漏出が続く患者さん。どう看護をする?

今回は「静脈炎や血管外漏出が続く患者さん。どう看護をする」について記載していきますね。

病院で看護師という仕事をしている以上、抹消静脈カテーテルを挿入する機会は、かなりあるのではないでしょうか。

私は、新人看護師の頃に、消化器内科病棟だったので、特に多く経験できたのかもしれません。

抹消静脈カテーテルを挿入する技術はもちろん大切ですが、その後の管理も適切に行わなければ、患者さんに再留置をするという不利益を与えることになります。

・抹消静脈カテーテル刺入部が腫れてきた
・抹消静脈カテーテル周囲が、赤くなってきた

このように、静脈炎や血管外漏出がある患者さんも、経験したことがあるのではないでしょうか。

経験上、上記の症状は、高齢者に多いのが特徴です。

そして、これから高齢社会に伴い、ますます増えていくことが予想されます。

では、抹消静脈カテーテルにおいて、静脈炎予防の方法とは?末梢静脈カテーテルにおいて、血管外漏出予防の方法とは?解説していきましょう!




末梢静脈カテーテルにおいて、静脈炎予防の方法とは?

静脈炎を頻繁に起こす患者さんもいれば、あまり起こさない患者さんもいますよね?

それは、なぜでしょうか。

静脈炎を起こす原因としては、

・輸液のpHや浸透圧が影響する輸液製剤による影響
・血管の太さに合わない抹消静脈カテーテルの使用
・血管自体が細く、静脈炎を起こしやすい状態

などが挙げられます。

では、どうすれば静脈炎予防となるのでしょうか。

一番は、太い血管を選択するとよいのですが、それができない患者さんは多いのです。

高齢者の患者さんは、特に細い血管の場合が多いですよね。

その場合には、無理に太い針を入れるのではなく、血流を障害しないように細い末梢静脈カテーテルを使用することが、大事になります。

細い末梢静脈カテーテルは、滴下が遅くなること、詰まりやすいというデメリットがあるので、ついスタンダードなサイズを選択したくなりますが、静脈炎を頻回に起こしている場合には、知識として覚えておくとアセスメントに有用です。

それでも、静脈炎が続いてしまう場合にはどうするか?

次に考えることは、末梢静脈カテーテルの選択部位です。

静脈炎を起こさない場合には、血管が見えるところでよいと思いますが、頻繁に起こす場合には、追加で視点を増やす必要があります。

どういうことかというと、輸液製剤による静脈炎の可能性を考えます。

上記に書いた輸液製剤の影響を軽減するためには、十分な血流で希釈される必要があります。

つまり、血流が合流する手前の血管を選択してみる

ということになります。

血流が合流する部位は、血管が太いことが多いので、つい留置したくなりますが、静脈炎を繰り返す患者さんにとっては、不向きなことがあるのを、知識として覚えておきましょう。

これでも、静脈炎を起こす場合にはどうするか?

医師に状況を説明し、輸液製剤の変更が可能か相談してみましょう。

例えば、ビーフリード2000ml投与している患者さんで、静脈炎を起こしている場合があったとします。

その場合、別のソリタや生理食塩液などに変更可能であれば、輸液製剤を変更する場合があります。

それで静脈炎を起こさなくなった患者さんもいるので、治療に大きな支障がなければ、検討してもらうのも、一つの知識として覚えておくとよいですね。

末梢静脈カテーテルにおいて、血管外漏出予防の方法とは?

臨床現場でよく言われる「点滴が漏れた」

このことを、血管外漏出といいます。

血管外漏出は、薬剤によって皮膚を壊死させる原因にもなるので、できれば避けたいです。

では、どうすれば、血管外漏出を最小限に抑えることができるでしょうか。

スタンダードなのは、太い血管の選択です。

しかしながら、太い血管がなく、細い血管しかないので、血管外漏出が起こるのです。

太い血管が見える人は、静脈炎や血管外漏出をあまり起こさないですよね。

じゃあ、それ以外に工夫する方法はないのでしょうか?

細かい部分にはなりますが、末梢静脈カテーテルの固定はどのようにしていますか。

強く抑えるようにテープを固定したり、引っ張ってしまうと、気がつかないところで、末梢静脈カテーテルの先端を傷つけている場合があります。

輸液セットや延長チューブなどの製品は、必ずクセってあるんです。

その曲がりクセを気にせずに固定するのか、それとも逆らわずに固定するのか。

どちらが良いかというと、後者になります。

無理な抵抗がかかるということは、それだけ末梢静脈カテーテルに負担がかかると考えてよいのではないでしょうか。

ちょっとした工夫ですが、少しでもリスクを減らすということで、気をつけた方がよいと考えます。

 
いかがでしたでしょうか?

基本的な知識を得ることは、最低限必要です。

最低限必要な知識を得た後は、さらに看護の質を高めるために、深い知識が求められます。

今回の静脈炎や血管外漏出についても、

「なぜ、この患者さんは、静脈炎が頻繁に起こるのだろうか。」

と考えることができるかできないか。

「漏れたから、新しい末梢静脈カテーテルを挿入しよう。」

確かに行動として間違ってはいませんが、それで終了となれば、また繰り返すことになりますよね。

結果として、患者さんの不利益となってしまいます。

知識を深めていくことは、看護師としてのスキルアップにつながり、患者さんへの看護ケアの質を高めることにつながります。





 

 

 

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