看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

せん妄ってなに?患者さんの対応と考え方

今回は「せん妄がある患者さん」について記載していきますね。

現場で働いている看護師は、ほとんど(もしかすると100%?)が経験します。
よく看護師からは、
「昼間はあんなにニコニコして穏やかなのに、夜になると変身するのよね」
「24時間営業しているけど、身体疲れていないかな」

なんていう言葉をよく耳にします。

せん妄とは何なのか?どのように対応することが求められているのか?これらについて解説していきますね。




せん妄ってなに?いつ起きるの?

せん妄とは、軽度もしくは中程度の意識混濁や興奮、幻覚、妄想などの認知・知覚障害がある精神神経症状のことをいいます。

不眠や昼夜逆転などの睡眠の問題、感情が極端に変化する、暴れるなどの症状があります。

せん妄が発生する時期は、入院初期~治療期、終末期など様々なタイミングで発生します。
通常であれば、数時間~数日で落ち着くのが一般的です。

せん妄に早く気づくためのポイントは?

それは、患者さんの普段の状態を把握していることが重要です。
つまり「いつもと違う」と感じることが、非常に大切になります。

夜間せん妄といわれているように、せん妄は夕方~夜間にかけて、悪化することが多いです。
日中は穏やか、ぼんやりしているような患者さんが、急に夕方ぐらいからおちつかなくなり、夜間にかけて
不明瞭な行動をとるのが、特徴です。

日中に傾眠傾向で声をかけても、会話になっていないような場合であると、「せん妄のリスクが高そう」と判断することができます。

高齢者がせん妄になりやすいと聞いたことはありませんか?

高齢者の場合、

・意識障害(環境に対する正しい認識)
・注意障害(会話が成立しない、理解できない)
・認知機能障害(時間や場所、人を理解できない、例えば病院を家と間違える)
・睡眠・覚醒リズム障害(昼夜逆転をしてしまう、昼に寝ている状態、夜は起きている)

これらの障害が、高齢者の場合には発生しやすいのです。

高齢者が入院し、これらの症状が見られる場合には、せん妄のリスクがあり、安全対策がより必要となります。

せん妄になった時の、対応は?

医療機関では、薬剤療法をまずは行います。落ち着かなく、他者に危険が及ぶ、もしくは患者さん本人の治療に影響があると判断した場合には、身体拘束も状況によって行います。当然興奮がおさまらなく、身体消耗や精神安定を目的として、薬剤の鎮静(つまり寝てもらう)方法を検討します。
 
せん妄の対応について、考えてみると?

基本的には、人間らしさを尊重し患者さん一人一人が安全、安楽に過ごせることが一番よいです。
せん妄の対策で、身体抑制がありますが、できればしたくないのが本音。

でも、生命や治療に影響があるドレーン類を自己抜去してしまったら・・・?

と考えると、やむを得ないのかとも考えてしまいます。倫理の面で考えると、しない方向性もあります。

じゃあ、どうするの?という話しになりますよね?

一番は、薬剤療法で夜はしっかり眠れる習慣を作るのが一番ですが、それが叶わないこともたくさんあります。
そのときには、一般的にはせん妄は数時間~数日で落ち着くので、家族の協力依頼がよいのかと思います。

上記に記載したように、高齢者は環境に慣れるのに時間がかかります。家族が一緒にいることで、普段の環境に近い状態を作り出すことができるため、穏やかに過ごせることが多いのです。

家族が一緒にいることができない場合には、事前に説明し家族もやむを得ないと判断した上で、身体拘束をする形が現実の臨床現場で行われている方法です。

せん妄を早期発見し、患者や家族の苦痛を取り除いていけることが、
「患者さんの安全・安楽」につながります。





 

 

 

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