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夜勤のラウンドで患者さんがいない!どう対応する?

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今回は「夜勤のラウンドで患者さんがいないとき、どう対応するのか」について記載していきますね。

 

あなたは、看護師として病棟勤務で働いている時、患者さんがいなくなった経験はありますか?

 

私は数回経験したことがあります。

 

少し前まで、ベッドで寝ているのを確認したのに、次に見に行ったら姿が見えない。

 

これ、経験したことがある人ならわかりますが、相当焦ります。

 

なぜかというと、

 

「どこかで倒れているのかもしれない。」

「院外に一人で出てしまっているのではないか。」

「事故報告書を書かないと。」

 

などの気持ちが、あふれ出てくるのがわかります。

 

今すぐ、一人で患者さんの捜索をしたいところではありますが、ちょっと待ってください。

 

夜勤はただでさえ、最低人数の看護スタッフで患者さんを管理しています。

 

一人で勝手に探しに行ってしまうと、他の患者さんのこともあるので、必ず看護スタッフに情報を伝達します。

 

では、患者さんがいないとき、まずは、病棟内を捜索する?病棟内にいなさそうなら、院内を捜索する?院内にもいないとき、どうしたら?解説していきましょう!

 




 

患者さんがいないとき、まずは、病棟内を捜索する?

 

患者さんがベッドに不在の場合、発見時間にもよりますが、病棟内にいる可能性が高いです。

 

離院を考えると思いますが、意外とトイレやロビーのイスに座っていることって、多いんです。

 

そのため、慌てずに病棟内にいる可能性をまずは考えて、確認していくようにしましょう。

 

後は、高齢な患者さんの場合、夜間徘徊をする可能性もあります。患者さんの正確な情報を把握しているのが、発見できるポイントの一つかもしれません。

 

私も実際、患者さんがいなくなったことがありました。

 

直接受け持った患者さんではないのですが、私は、基本的に夜勤をする場合、全患者さんの大枠だけは、情報を知るようにしていました。

 

その患者さんは、普段は介助歩行のはずなのに、なぜかいないとのことでした。

 

一般的なトイレやロビー、その他の部屋などを確認しましたが、やはりいませんでした。

 

でも、その時、かすかに非常階段のドア側から声が聞こえたのです。

 

「まさか。ここから落ちたんじゃ!」

 

看護スタッフ数人で非常階段のドアを開けてみると、数段下のところに患者さんが横たわっていました。

 

幸い、大きな外傷はなく、全身状態も安定していましたが、このような事例も実際にあるのです。

 

実際に、このような例もあるので、万が一患者さんが不在の場合、くまなく探すようにした方がよいと思った事例でした。

 

病棟内にいなさそうなら、院内を捜索する?

 

病棟内にいない場合には、病院内を捜索しなければいけません。

 

夜勤の看護スタッフ人数は、最低人数なので、誰が捜索に行くのかを選定していきます。

 

病院内を捜索している間、看護業務や他の患者さんの対応について、必要な情報を他の看護スタッフに伝え、捜索に行きます。

 

実際にあった例を挙げると、

 

肺がんの認知症がある患者さん。ADLは、歩行は可能ですが、ふらつきが強いため、介助歩行の方でした。

 

普段は、ナースコールを認識することができないため、センサーマットを設置し、行動時に対応するようにしていました。

 

夜勤のラウンドで、患者さんがベッドにいるのを確認し、30分後に再び訪室すると、患者さんはいませんでした。

 

センサーマットが避けられており、明らかにおかしいので、すぐに病棟内を捜索しましたが、どこにもいませんでした。

 

エレベーターを見ると、不自然な階に止まっているのを見つけたので、

 

「もしかしたら、ここで降りたのかもしれない。」

 

と考えて、他のスタッフに伝えて、捜索に行ったことがあります。

 

エレベーターを降りると、その患者さんが目の前に立っていました。

 

「映画館を探しているんだけど。」

 

どうやら、映画館に行きたかったみたいで、探していたみたいでした。

 

患者さんを見つけるポイントとしては、最後にベッドにいた時間から、どれぐらいの時間が経過しているのか?

 

これだと思います。この患者さんは、認知症で徘徊をする可能性があったので、頻回に見に行ってたのが、すぐに発見することにつながったのではないでしょうか。

 

色々な対策をしていても、不意に患者さんがいなくなることもあります。

 

いつもと違う言動や行動がある患者さん、徘徊をしている患者さんなど、情報収集を正確に行っていることが、予防策の一つかもしれません。

 

院内にも患者さんがいないとき、どうしたら?

 

病院内を捜索しても患者さんが見つからない場合、離院した可能性が高いです。

 

この場合には、夜間の管理責任者である当直師長に報告しましょう。

 

また、状況に応じて家族に連絡をする必要も出てきます。

 

病院内周囲を捜索しても、見つからない場合には、警察に捜索を依頼することもあります。

 

基本的には、家族が届出を出すことになるので、家族に事情を説明する必要がありますね。

 

さて、過去に私が働いている病院でも、離院をした患者さんがいます。

 

数年前なので、やや記憶があいまいですが、脳外科疾患の患者さんだったと聞いています。

 

冬の季節に、病衣のまま離院をしてしまったらしく、明らかに様子がおかしかったので、保護されて病院に戻ってきたそうです。

 

幸い大きな外傷はなかったようですが、冬という季節のため、低体温だったとのことです。

 

たまたま、病依と人が通ったからよかったのですが、発見が遅れていたら低体温による影響で、亡くなっていた事も十分に考えられますよね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

上記の事例のように、予想外のことが、夜勤中に起こることがあります。

 

ただ、それが予防できる範囲だったのか、突発的なことだったのか。

 

もし、予防できる範囲だとすると、患者さんの安全面を守るということで、適切な対応が求められます。

 

私が夜勤の管理をしていく上で、必要な情報として考えているのは、

 

・今日、どんな処置をして夜勤を迎えるのか

・既往歴や現状として、認知症や不穏症状の可能性があるのか

・悪い病状説明をされて、精神症状が見られないのか

 

などを把握して、望んでいます。患者さんはたくさん入院しているので、特に注意する患者さんを選定しておく必要があるのではないでしょうか。

 

あと、大事なこととしては、

 

「この患者さんは大丈夫だろう。」

 

という根拠のない自信は、経験上やめておいたほうがよいでしょう。

 

入院をしているということは、何かしらのリスクを抱えているのです。

 

それが、身体症状なのか精神症状なのかは、患者さん毎に異なりますが、患者さんの安全、安楽を守るのが、病棟で働く看護師の仕事です。

 

いざという時に対応できるように、頭作りを事前にしておくことが、大切ではないでしょうか。





 

 

 

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