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看護師が知っておくべき輸液の基本や種類って?

今回は「看護師が知っておくべき輸液の基本や種類」について記載していきますね。

 

看護師であれば、医師から指示が出た輸液を投与する経験は、誰にでもあるでしょう。

 

ということは、正しい輸液の理解が必要になるわけです。

 

日々の看護業務の中に、あたり前といっても良いぐらいの頻度で、輸液があります。

 

しかし、頻度が多いばかりに、なぜこの輸液が必要なのか十分に考える時間がないことはありませんか?

 

「医師から指示が出たから、投与する。」

 

こんな風に考えていては、いつか事故を起こしかねません。

 

万が一、必要な輸液以上の医師オーダーがあったとしたら?必要な輸液指示がなかったとしたら?

 

患者さんに不利益を与えてしまうことになります。

 

もちろん、医師の指示が必要ですが、輸液の基本を理解しておくことは、大切ですよね。

 

では、患者さんに輸液が必要な理由って何なの?たくさん輸液製剤があって覚えきれない!大枠を覚えるためには?輸液実施中、看護師が見ている観察点は?解説していきましょう!

 

 

患者さんに輸液が必要な理由って何なの?

 

輸液を投与するということは、必ず理由がありますよね。

 

輸液の目的は、

 

・水分補給や電解質補正

・輸液投与による栄養投与

・急変時の薬剤投与のため、血管の確保

 

これらが挙げられます。

 

患者さんによって、輸液が必要な理由は、異なります。上記に書いた内容が全てあてはまるかもしれないし、一部かもしれません。

 

じゃあ、輸液を開始したら止める基準はなんでしょう。

 

輸液が必要な目的が、達成されるまでです。

 

もう少し具体的に言うと、輸液を開始すると同時に、患者さんの輸液計画を医師は立てます。

 

例えば、電解質が異常値で、水分が足りていない(脱水)のであれば、

 

・脱水と電解質の異常値が正常化する

・経口摂取も可能になり、輸液がなくなっても、正常値を保てそうだ

 

というように、患者さんの健康状態が保てると判断すると、輸液は終了になり、輸液にのみ焦点を当てると、退院できる状態といえます。

 

たくさん輸液製剤があって覚えきれない!大枠を覚えるためには?

 

輸液製剤って、たくさんあって覚えきれないという方も、多いのではないでしょうか。

 

基本の輸液製剤を覚えていくことが、輸液製剤を理解するポイントになると思います。

 

輸液製剤の基本としては、

 

・生理食塩液

・細胞外液補充液

・5%ブドウ糖液

・低張液(ソリタT1~T4)

 

という風に分類することができます。

 

この基本である輸液製剤を理解するだけで、応用できるようになっていきます。

 

そして、もう一つ覚えておいた方が良いのは、細胞外液補充液になります。

 

臨床現場で特に使用頻度が多いためです。

 

細胞外液補充液は、

 

・乳酸リンゲル液

・酢酸リンゲル液

・重炭酸リンゲル液

 

というように、いくつかに分けることができます。

 

これらの違いは、ブドウ糖が入っているのか、他の糖が入っているのか、いないのかで分けることができます。

 

糖が入っているということは、カロリーを作り出すことになります。

 

このように、一つ一つの使われている薬剤を覚えていくより、基本の輸液製剤を覚えて、応用をしていく方が、覚えやすいのではないでしょうか。

 

輸液実施中、看護師が見ている観察点は?

 

輸液に焦点をあてていくと、やはり投与量と投与速度ではないでしょうか。

 

「朝から夕方頃までに輸液を投与しようとしたのに、午前中に終わってしまった。」

「24時間キープなのに、半日ぐらいで輸液を終わらせてしまった。」

 

こんな経験や話しを聞いた事は、誰もがあるのではないでしょうか。

 

輸液は、患者さんの腕の刺入位置、向きによって、大きく変化する場合があります。

 

意識がある方の場合は、投与速度を見てもらうという手段はありますが、意識がない、またはナースコールを認識できない方も、大勢います。

 

基本的には、投与速度は看護師が管理していくと考えていた方が、間違いないですね。

 

輸液は、多少の誤差であれば、ほとんどの場合、問題ない場合が多いです。

 

しかし、循環器の患者さんで厳密に投与速度を管理している場合もありますし、薬剤によっても、投与量を厳密に行っている場合もあります。

 

このような場合には、ME機器を有効活用し、輸液ポンプやシリンジポンプを使用していくとよいでしょう。

 

また輸液実施中、開始時に気をつけなければ行けない点は、配合禁忌についてです。

 

基本の輸液製剤のみであれば良いですが、病状によって、様々な薬剤が追加で投与されることも多いです。

 

必ず追加で薬剤投与がある場合には、配合禁忌がないか確認するようにしましょう。

 

仮に、配合禁忌があったとして、薬剤を単独で落としたとしましょう。ここで、確認するべきことは、薬剤投与の終了予測です。

 

追加薬剤の投与を終了して、しばらく時間が経ってしまったために、輸液投与ができなくなってしまっては、患者さんに不利益を与えてしまいます。

 

輸液に焦点を当てた場合には、このような観察点が必要です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

医師が輸液指示を出し、看護師が患者さんを管理していますよね。

 

ということは、臨床症状を一番身近に感じているのは、看護師ということになります。

 

当然、気づきやすい存在ということです。

 

医師の判断について、看護師が正しく理解していると、

 

「輸液が少ない感じがするな。経口摂取も思っていたより摂れていない気がするし。医師に相談してみた方が良いかも知れない。」

 

「経口摂取が十分に摂れているけど、輸液は以前と変わっていないな。減量または終了にするか医師に相談したほうが良いかもしれない。」

 

という判断ができるようになります。

 

そうなると、医師と看護師が連携をして、患者さんに適切な輸液量を検討することにつながります。

 

知識をつけるということは、患者さんにとって間違いなく、利益となります。

 

輸液の基本、覚えていくようにしましょう。




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