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呼吸数を理解することは、看護にとって大切なこと

今回は「呼吸数を理解することは、看護にとって大切なこと」について記載していきますね。

あなたは、呼吸数を気にして観察することはありますか?

患者さんの全身状態が安定しているとき、呼吸数をあまり見ないことが多いのではないでしょうか。

なぜ、呼吸数を見ないことがあるのでしょうか。

・パルスオキシメーターを使用し、容易にSPO2を測定することができる
・1分間の呼吸数を測定すると、時間がかかってしまう
・血圧や脈拍測定で異常があるときに、呼吸数も悪化していることが多い

このような理由を挙げることができるのではないでしょうか。

私も病棟で、安定している患者さんの看護をしている場面では、バイタルサインを測定しますが、呼吸数までは厳密にチェックはしていません。

でも、重症患者さんを受け持っている場合には、必ず呼吸数はもちろん、呼吸パターンなど詳しく観察していきます。

そのため、呼吸数を正しく理解することは、患者さんの異常を発見するために必要な項目だといえます。

では、そもそも呼吸のしくみとメカニズムって?呼吸数を測定すると、どんなメリットがあるの?パルスオキシメーターは便利だけど、呼吸数を見ることはできない?解説していきましょう!




そもそも呼吸のしくみとメカニズムって?

初めに、呼吸のしくみとメカニズムについて、簡単に説明していきますね。

呼吸をすることによって、酸素と二酸化炭素の交換をしますよね。

呼吸は、圧の高い方から低い方へと拡散していきます。

さらに外呼吸と内呼吸に分けることができて、

・肺胞壁の毛細血管で、行われるガス交換を外呼吸
・酸素を各組織に二酸化炭素と交換するのを内呼吸

このように分けることができます。

呼吸数を測定すると、どんなメリットがあるの?

早期警告スコアというのを参考にしてみますね。

このスコアによると、

呼吸数25回/分以上と血圧220㎜Hg以上、呼吸数8回/分以下と血圧90㎜Hgが、それぞれ同程度のリスク としています。

これって、リスク判定をするうえで、とても有用ではないでしょうか。

なぜかというと、呼吸数って機器を使用しない、体に触れずにも測定することができますよね。

ということは、1分間の呼吸数を観察するだけで、患者さんに何らかの異常があるのか、ないのかを判定する材料となるのです。

パルスオキシメーターは便利だけど、呼吸数を見ることはできない?

簡単にSPO2を測定できることは、臨床現場において大変便利ですよね。

SPO2の値によって、対応が変わることも多いです。

しかし、パルスオキシメーターは、酸化ヘモグロビンの割合を確認しています。

つまり、酸素量自体を見ているわけではないということが、いえます。

臨床現場において、SPO2=90%以上キープの患者さんが、92~93%と数値が出たとしても、

「なんか苦しい感じがするんだ。なんとかしてほしい。」

と訴えがあったことはありませんか?

これは、もしかすると、SPO2が90%を超えていたとしても、PaO2が60mmHgに達していないことを意味している可能性があります。

パルスオキシメーターでSPO2を測定するときの弱点は、末梢冷感がある患者さん、血流が圧迫されている、周囲の光が強い状況だと、正しい値が出ない場合があるのです。

この時に、合わせて呼吸回数や呼吸パターンを見ていくことで、患者さんの異常をより正確に把握する材料となります。

いかがでしたでしょうか?

普段の忙しい病棟では、一人でたくさんの患者さんを受け持ちますよね。

全身状態が安定している患者さんには、呼吸数の測定までは必要がないのかもしれません。

ただ、「何かおかしいな。」と感じたときには、必ず呼吸数も観察した方が異常の早期発見につながると思います。

呼吸数の異常を医師に報告し、血ガス採血の指示が出るかもしれませんし、酸素投与開始となるかもしれません。

患者さんの異常を早期発見するためには、様々な知識が必要です。一つ一つの正しい知識をつけていくことで、観察力を強化し、適切な看護ケアへとつながっていくのです。 





 

 

 

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