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血糖値やインスリン療法の理解は、看護師にとって大切

 

 

今回は「血糖値やインスリン療法の理解は、看護師にとって大切」について記載していきますね。

 

あなたは、糖尿病の患者さんに関わった事はありますか?

 

生活習慣病である糖尿病は、3人に1人が該当するといわれています。

 

それに対して、糖尿病の専門医、糖尿病認定看護師などの専門職は、限定した人数しかいません。

 

専門医や糖尿病看護認定看護師だけでは、対応しきれない状況のため、一般病棟の看護師も、血糖値やインスリン療法の正しい理解が求められています。

 

血糖値のコントロール不良は、術後の傷の治りが遅い、重大な合併症を引き起こすなど、リスクを伴います。

 

では、血糖値とインスリンって何?インスリン療法とは?睡眠障害は、血糖コントロールに影響する?解説していきましょう!

 




 

血糖値とインスリンって何?

 

血糖コントロールとなると、HbA1C、空腹時血糖値、食後2時間血糖値を指標として対応していきます。

 

HbA1Cは、ヘモグロビンに血液中にあるブドウ糖がくっついたもので、直近の食事や運動の影響を受けにくいのが、特徴です。

 

基本的には、1~2ヶ月前の平均的な血糖値の状態を表します。

 

ということは、普段の食生活を反映することになります。

 

ただし、HbA1Cの弱点は、日内変動を把握することができません。

 

そのため、空腹時血糖値または食後2時間血糖値を測定し、観察していく必要があります。

 

次に、インスリンについてです。

 

インスリンは、膵臓に存在するランゲルハンス島のβ細胞から分泌されます。

 

インスリンの作用としては、

 

・筋肉中でブドウ糖をエネルギーに変える

・肝臓にブドウ糖をグリコーゲンとして蓄える

・グリコーゲンをブドウ糖に戻して放出する

 

このように多様の役割を担っています。

 

特徴的なのが、インスリンはタンパク質なので、経口からインスリンを摂取すると消化されてしまい、内服薬として投与することができません。

 

「あれ?血糖の内服薬はあるんじゃ?」

 

と思う方もいると思いますが、インスリンの分泌を強化し、血糖値があがらないようにするという薬効なので、インスリンを摂取しているわけではないんですね。

 

そのため、インスリンの投与方法は、皮下注射または静脈注射となります。

 

インスリン療法とは?

 

インスリンの分泌パターンは、2種類あります。

 

・健康な場合、常時少量のインスリンが分泌される基礎分泌

・食事摂取量に合わせて、インスリンが急速に分泌される追加分泌

 

上記が挙げられます。

 

インスリン療法とは、基礎インスリンと追加インスリンの補充という考え方になります。

 

つまり、

 

・中間型インスリン製剤、持続型溶解インスリン製剤をしている場合は、基礎インスリンの強化

・超速攻型インスリン製剤、速攻型インスリン製剤をしている場合は、追加インスリンの強化

 

となります。

 

この知識だけがあれば、今患者さんにどのようなインスリン療法を行っているのかを把握することができます。

 

また病棟では、食事毎にインスリン対応をしている患者さんがいると思います。

 

1日3回以上の頻回インスリン注射を行うので、強化インスリン療法といいます。

 

強化インスリン療法は、できるだけ健康なインスリン分泌パターンに近づけるための方法となります。

 

睡眠障害は、血糖コントロールに影響する?

 

睡眠障害は、インスリン抵抗性を助長し、2型糖尿病を引き起こすという報告があります。

 

詳しいホルモンについての記載はしませんが、食欲をコントロールする働き、エネルギー消費を亢進する働きなどがあります。

 

ある研究では、睡眠時間を4時間に制限して、ホルモン分泌を研究したものがあって、食欲調整の障害があったとされています。

 

つまり、過食、肥満につながることが考えられ、それが糖尿病に発展する可能性があるとされました。

 

糖尿病の患者さんで、睡眠不足を訴えている場合、眠剤コントロールを医師と相談していったほうがよいと考えられます。

 

患者さんには、睡眠不足が、血糖値を悪化させることにつながるので、眠れない時は、看護師に伝えてもらうように説明をしたほうが良いですね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

「血糖値が高いから、インスリンの注射をする。」

 

処置としては、正しい判断といえます。

 

ですが、なぜこの注射をする必要があって、どんな薬効を期待しているのか?

 

どんな処置についても言えることですが、正しい知識を持って関わる場合と知識が中途半端で、医師の指示通りに、関わる場合では、クオリティーに大きな差がありますよね。

 

正しい知識を持つことで、患者さんに適切な看護ケアを提供することにつながります。

 

知識がなければ、なんとなくその場限りの看護ケアになりがちです。

 

患者さんの生活を見据えて、看護ケアを提供していくことが、退院後の生活に大きな支障がなくなるのではないでしょうか。

 

一つ一つの正しい知識を覚えていきましょう。





 

 

 

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