看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

適切な気管吸引とカフ圧ってどうしたらいいの?

今回は「気管吸引とカフ圧」について記載していきますね。

皆さんは、気管切開をした患者さんを看護したことがありますか?
痰が絡んでいるからといって、声をかけずに無理にサクション(気管吸引)をしていませんか?

吸引圧はよく確認してから行うようにしていますか?

これらは基本ではありますが、知識がなければ適切な気管吸引を行っているとはいいがたいです。
基本的なことではありますが、良い復習になると思いますので、解説していきますね。




気管吸引のタイミングっていつ?

慢性期の患者さんでありがちなのが、「時間になったのでとりあえず気管吸引してみました。」という話しを聞いたことがあります。皆さんはどう思いますか?

気管吸引は分泌物による気道狭窄や閉塞があると判断したときに、適応となる処置です。なんとなくではだめなのです。

なんとなく気管吸引をした結果、患者さんにどのような影響があるのか考えてみましょう。
もし意思疎通がある方で、突然気管吸引をされたとしたら・・?

咳が出て息をすることもできず、患者さんは「死にそう」と感じるはずです。
必ず意味を持って、ルーチン業務にならないようにして、気管吸引を行うようにしましょう!

適切な吸引圧はどのぐらいなの?

成人では、150mmHg前後もしくは20~26Kpaぐらいで調節してみましょう。

吸引圧が高くするとどうなるの?

確かに痰が取れる勢いは増します。しかし、気道粘膜の損傷や無気肺、低酸素血症の助長など、悪いことが多く起こります。どうしても痰の粘長が極端に強い場合に限り、極短い時間のみ吸引圧をあげるのが適切です!

1回の吸引時間は、どれぐらいがいいの?

なるべく10秒以内にしましょう!吸引時間が長いと、酸素飽和度(SPO2)が低下し、回復が遅くなってしまいます。気道粘膜損傷や無気肺のリスクも高まります。

カフ圧ってなに?どんな調整をしたらいいの?

気管切開をしている人には、必ず気管チューブが入っています。カフの役割というのは、気管壁とチューブの間のリーク防止の意味があります。
リークがあると、気管分泌物や吐物を誤嚥してしまうことになります。

適切なカフ圧は、20~30㎝H2Oの間に維持するのが基本です。カフ圧測定をし、装着時と外すときには2~3㎝H20が低下することを計算し、調節するようにしましょう。

いつカフ圧を調整したらいいの?目安は?

カフ圧は自然に抜けていくことを覚えておきましょう。自然脱気で、5㎝H20低下するには8時間程度かかるといわれています。

私が、実際に気管切開をしている患者さんを診ている限りでは、かなりカフ圧が抜けている印象があります。
8時間も経つと、30→10ぐらいになっていることを何度もみかけたことがあります。なので、各勤務で2回は見たほうが良いのではないかと思います。

気管吸引の順番って?

吸引する場所は、気管孔とカフ上部(サイドチューブ)といわれているものがあります。これ結構間違って覚えている方がいるのではないかと思いますが、

カフ上部(サイドチューブ)に貯留した分泌物を吸引し、下気道の垂れ込みを最小限にするという知識があれば、

カフ上部→気管孔の順で実施することがよいことがわかります。
結構、気管孔から気管吸引をしている場面をみたことがあるので、注意しましょう。

気管吸引は、分泌物が貯留し気道管理が必要な場合に行う処置です。気管吸引は苦痛を伴う処置です。苦痛が最小限にとどめられるように、正しい知識をもって、患者さんに看護技術を提供するようにしましょう!





 

 

 

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