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熱中症とはどんな症状?看護ケアのポイントは?

今回は「熱中症とはどんな症状?看護ケアのポイント」について記載していきますね。

あなたは、熱中症に実際になったこと、または熱中症の方を見たことがありますか?

夏の暑い時期になってくると、熱中症の患者さんが増えていきます。

熱中症のイメージとしては、

・炎天下の運動場
・屋外で仕事をしている
・外で発症する

こんなイメージが強いのではないでしょうか。

しかしながら、温暖化に伴い、熱中症が発生するケースが多様化してきています。

屋内での発症、高齢者、乳幼児など、体力の低下が原因の場合もあります。

熱中症のリスクは、様々な場所で起こるので、熱中症の基礎知識、症状、ケアのポイントを、看護師として理解する必要があります。

では、熱中症はどんな病気で、なぜ起こすの?熱中症は、どんな症状が出るの?熱中症で入院している患者さん。もしくは熱中症だと判断した場合、どうケアしていけばいいの?解説していきましょう!




熱中症はどんな病気で、なぜ起こすの?

熱中症は、気温が高いだけではなくて、湿度も高い環境によって大量の汗をかきます。

その結果、体の水分やナトリウムなどの電解質バランスが崩れてしまい、体温調節ができなくなる状態をいいます。

熱中症が、具体的に起こりやすい環境下としては、

・気温が30℃以上
・湿度が60%以上
・日差しが強い
・風が弱い

このような条件がそろってしまうと、大量の汗をかく原因となり、熱中症を引き起こしてしまいます。

屋外で上記の条件がそろえば、当然リスクは高まりますが、屋内においても、リスクはあります。

「日差しが入らないようにすれば、熱中症にならないんじゃないの?」

こんな風に思うかもしれませんが、屋内でも、気温が30℃以上で多湿の状況となれば、熱中症のリスクは出てきます。

屋内での熱中症も約3割程度は発生しているので、熱中症の条件がそろっていないか確認することが大事です。

じゃあ、なぜ熱中症になる原因である体温調節が、乱れてしまうのでしょうか。

普段は、汗をかいて体温を下げようとしますよね。

ただ、体の中に熱が多く発生してしまうと、汗をかいても体温が下がりきらない状況が起こります。

でも、汗はかき続けるのです。

すると、血液中にある水分が急激に低下して、脱水症状を起こします。

それと同時に、汗にはナトリウムが多く含まれているので、バランスも崩れていきます。

その結果、熱中症を発症してしまうという流れになるんですね。
 
熱中症は、どんな症状が出るの?

症状から、大きく4つに分けることができます。

・熱失神
めまいや立ちくらみなどが起こります

・熱けいれん
筋肉のこむら返りなどが起こります

・熱疲労
全身倦怠感や脱力感、吐き気や嘔吐などが起こります

・熱射病
40℃を超える高体温、全身けいれん、意識障害などが起こります

さらに症状によって、重症度を分けることもできます。

・熱失神と熱けいれんは、軽症
・熱疲労は、中等度
・熱射病になると、重症

という判断になります。軽症であれば、水分補給や涼しい環境下で対応できることもありますが、基本的には病院で治療を受けることになります。

臨床経験では、救急外来で働いているときに、中等度の熱疲労の患者さんが運ばれてきました。

畑のビニールハウスで働いていて、熱けいれん、熱疲労の症状を起こし、周囲の人が全身に水をかけて、救急車で搬送されました。

高温・多湿、日差しが強く無風の条件が全てそろっていました。

その患者さんは、点滴治療を行うと、徐々に症状が軽快していきましたが、熱中症には十分な対策が必要なのが、わかりますね。

熱中症で入院している患者さん。もしくは熱中症だと判断した場合、どうケアしていけばいいの?

熱中症で入院している患者さんの場合、熱射病など、重症化している場合が想定されます。

ということは、体温が40℃以上を超えている状態で、多臓器不全、意識障害、バイタルサインの異常を起こしている可能性が非常に高いです。

最悪、死にいたるケースもあるので、十分な観察と対応が必要になります。 

看護師にとって、入院をしている熱中症の患者さんのケアも大事ですが、病院外で発見することも多いのではないでしょうか。

目の前で具合が悪そうな方がいて、

「熱中症かもしれない。対応しないとまずいかも。」

という状況になったとき、看護師としてどう行動しますか?

まず熱中症を疑った場合には、熱中症の環境から脱する必要があるので、風通しの良い気温が低い場所を選択します。

屋外であれば、とにかく近くの日陰にいくだけでも、大きく違います。

意識があれば、水分と塩分を補給するようにしていきます。また体温調節が効いていない可能性を考えて、とにかく冷やすことを考えます。

その後、症状が改善しなければ受診するようにしていきます。

嘔吐や水分摂取が困難な場合には、迷わず受診をすると、さらなる症状悪化を防ぐことになります。

意識がない状態だと、熱射病の可能性が非常に疑わしいので、体を冷やしながら医療機関に一刻も早く受診すするようにしていきます。

いかがでしたでしょうか?

熱中症のケアは、迅速な行動力と判断が必要だと考えます。熱中症の可能性があるなら、まずは応急処置として、

・環境を整える
・水分と塩分補給
・体を冷やす

この処置を迅速に行い、改善しないようであれば、すぐに医療機関を受診すると考えておいたほうがよいでしょう。

重症化すると、最悪死にいたるケースもあります。

看護師としての日々の行動力、観察力、アセスメント能力は、病院以外の様々な場所で、活かされることが多いです。

看護師の正しい知識をつけることは、自分自身のスキルアップ、そして患者さんを助けるために必要だと思うのです。





 

 

 

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