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看護師として、正しく拘縮予防はできていますか?

今回は「看護師として、正しく拘縮予防はできているのか」について記載していきますね。

 

あなたは、臨床現場で関節拘縮をした患者さんに看護を行ったことがありますか?

 

そもそも関節拘縮とは、体が固まったように動けなくなる状態を言います。

 

筋肉が衰える、何かしらの原因で炎症を起こして、動かない状態が続くと、身体が硬くなっていきます。

 

普段、私達が日常生活をする上で、無意識に腕や脚の関節を曲げる、伸ばすという動きを自然に行っています。

 

自然に動かせられるのは、軟骨や筋肉の運動が不可欠となります。

 

しかし、病気によって運動機能が低下してしまうと、軟骨や筋肉も衰えてしまい、結果として関節拘縮を発生させてしまいます。

 

わかりやすい例を挙げると、

 

高齢者で腰を曲げたまま歩いている方を見かけたことがないでしょうか?

 

あれは、恐らく腰痛が見られ、かばうように生活をし続けた結果、関節拘縮を起こしてしまったのではないかと考えられます。

 

関節拘縮を起こすと、身体のあらゆる動きを阻害してしまい、日常生活において様々な弊害を起こしてしまいます。

 

一番の問題は、正しい位置に戻そうとすると、疼痛が出現してしまい、それをかばおうとして、さらに関節拘縮が進んでしまうことです。

 

痛みの悪循環に陥ってしまうのです。

 

そのため、正しい拘縮予防が、患者さんの安楽、ADL向上に対して、大変重要となります。

 

しかしながら、臨床現場では、拘縮予防をしているつもりのケアが、拘縮を助長させてしまっていることもあります。

 

では、手に対して、正しい拘縮予防とは?肩に対して、正しい拘縮予防とは?膝に対して、正しい拘縮予防とは?解説していきましょう!

 


 

手に対して、正しい拘縮予防とは?

 

手指の拘縮予防を起こしている患者さんに、タオルなどを握らせている場面を見たことがありませんか?

 

あれ、実は、手指の拘縮を増強させているんです。

 

握るという刺激によって、運動麻痺の患者さんは、痙性麻痺や筋緊張亢進などが起こります。

 

ある研究結果では、何もしなかったときの方が、筋電図上でもっとも活動性が少ないと報告されています。

 

つまり、握らない方が拘縮に対して、良いとされるということになります。

 

しかしながら、静かに基本の状態を保つことは、難しいですよね。

 

手は、把握反射といって、無意識に握ろうとする反射があります。

 

ということは、ちょっとした刺激で握り締めてしまうことになります。

 

じゃあ、どうしたらよいのか?

 

ポイントは、把握反射が起こりづらいように、完全に握ることができない球状のものを使用してみます。

 

これを工夫することで、正しい拘縮予防につながると考えられます。

 

肩に対して、正しい拘縮予防とは?

 

肩が内側に入っている拘縮を見たことがあるのではないでしょうか。

 

この時にやりがちなのが、肩下の隙間を埋めようとして、クッション枕などを入れてしまうことです。

 

がっちり入れてしまうと、肩の自由な動きができなくなり、結果として拘縮が進んでしまいます。

 

だからといって、肩下の隙間があいたままの状態で、良肢位を保ち続けるのは、難しいですよね。

 

ポイントは、肩は下がった状態、そして胸が開くことができる状態となります。

 

闇雲にクッションをあてるのではなくて、クッションの厚さを患者さんに合わせて選択していくことが、安楽と正しい拘縮予防につながると考えられます。

 

膝に対して、正しい拘縮予防とは?

 

下肢の拘縮が患者さんの場合、膝が浮いていることが多いですよね。

 

膝下の隙間を埋めるために、クッションを入れることが多いと思いますが、これが正しい拘縮予防なのでしょうか?

 

隙間を埋めるような厚さでクッションを入れてしまうと、膝関節の動きを妨げてしまいます。

 

膝関節の曲がりを支えてしまうということは、関節拘縮を進めてしまう原因となります。

 

じゃあ、どうしたらよいでしょうか。

 

ポイントは、膝下の隙間を完全に埋めるのではなくて、ゆとりがあるクッションを挿入してみましょう。

 

できれば、膝を伸ばすのが理想ではありますが、正直難しいのが現実です。

 

重力と患者さん自身の足の重さで、多少は膝は伸びるはずなので、それを予測してのクッション挿入が妥当ではないでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、手や肩、膝の拘縮予防について書きました。

 

正しい拘縮予防とは、関節を動かすということです。

 

当たり前と言われればそうなのですが、臨床現場で知らず知らずに関節の動きを妨げてしまっている場合があります。

 

関節拘縮予防に、正しいポジショニングを理解することは、看護ケアの質を高めるとともに、患者さんに安全で安楽なケアを提供することにつながります。

 

何かの処置を行うことは、必ず意味があって行います。

 

正しい知識をつけることが、自分自身のスキルアップにもつながるのです。





 

 

 

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