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医療用麻薬の正しい理解、本人・家族の説明方法

今回は「医療用麻薬」について記載していきますね。

医療用麻薬って聞いたことがありますか?がん患者さんが主に対象となるので、急性期のみしか経験したことがない看護師は、「聞いたことはあるけど、詳しくはわからない」という方も多いと思います。

以前よりは理解をされてきた医療用麻薬ですが、まだまだ麻薬と聞くと身構えてしまう現状があります。

医療用麻薬が、なぜ使用されるのか?
使用することでのメリット・デメリットを正しく理解し、患者さんや家族に不安や不信感を与えないようにするために解説していきますね。




医療用麻薬って?

痛みは患者さんの「生活の質」を著しく低下させる症状の一つです。様々な痛み止めを使用しますが、それでも痛みが消えないことが続く場合に、医療用麻薬の選択がされます。

医療用麻薬を使うということは、最期が近いということ?

本人や家族からは、「最後の薬なんでしょ。」「依存症になるんでしょ。」「寿命が縮まる。」などの質問がまだまだ多いです。麻薬と医療用麻薬は、全く別物であることを説明してあげてください。

強い痛みがあるということは、がん患者さんでは腫瘍が大きくなって、疼痛コントロールができない状態であるのは間違いありません。ですが、イコール死が差し迫っているとはならないのです。

医療用麻薬の副作用って?どういう風に説明したらいいの?

まず患者さんと家族が、「依存症や中毒になるのでは?」という質問があった場合、

痛みがある場合に使用する医療用麻薬は、中毒にならないことを伝えてあげましょう!
詳しく書くと難しい話しになるので止めますが、痛みがあるときに使用すると身体のメカニズムから、
精神や身体の依存にならないのです。逆に言うと、痛みがないのに使用すると依存症になる可能性があるということを伝えると、安心するのではないでしょうか?

最後の薬や寿命が縮まるという質問がきたら、どう説明しますか?

医療用麻薬を導入する場合には、必ず少量から開始されます。副作用には、呼吸抑制や意識がもうろうとしてせん妄に近い状態になる方も、中にはいます。ですが、少量から開始することで、このようなデメリットを最小限に抑えることができるのです。段階的に増やしていくことで、身体も適応していくので、最初から多くの量をいかないという内容を説明すると、安心するのではないかと思います。

医療用麻薬で、疼痛コントロールができない時は?

モルヒネの内服や貼付剤など、さらに持続注射を行っても、最期の時が近い患者さんの場合、時折痛みがコントロールできない患者さんもいるのが現状です。

こんな状態の場合には、どうするか?鎮静薬の検討がされます。

鎮静薬は、痛みをとるのではなく意識がなくなり寝ているような状態にすることで、本人の苦痛を取り除こうとする意味で使用されます。

鎮静薬を持続で使用すると、意識が戻ることはなくなるので、本人と家族に十分説明し、医療者の見解をしっかり伝えた上で、使用していきます。

まとめとして、医療用麻薬を使用するときには、必ず十分な説明をしてから開始するようにしましょう。医師から説明は必ずされると思いますが、十分な理解が得られているかの確認は、身近にいる看護師が長けていると思います。
理解が不十分な場合は、看護師から伝えることが大事です。

伝えるということは、医療用麻薬について詳しい知識がないとだめなのです。
「患者さんの不安を取り除ける身近な存在は、看護師」なのです。





 

 

 

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