看護師に必要な基礎知識、スキルアップ、メンタルケア、コミュニケーション能力、考え方などを共有して、患者さんに適切な看護ケアを提供できるようにするブログになります。

尿量が極端に増減した時、あなたはどう行動しますか?

今回は「尿量の増減」について記載していきますね。

入院中の患者さんは、尿量の管理をしていることが多いです。尿量は、循環動態を示す大事な情報です。
特に尿量が極端に減少したとき、呼吸・循環の危機的な状況に陥っている場合があります。 

尿量が増減した時、尿性状が変化した時、あなたは「なにかおかしいぞ。やばい」と判断し、 行動できるかがポイントになるので、解説していきましょう。




正常と異常な尿量って?

正常な1日の尿量は、1000~1500ml/日です。

無尿は100ml/日
乏尿は400ml/日
多尿は3000ml/日

このように尿量の基準は簡単なので、覚えておきましょう!

急激に尿量減少したとき、何が起きているか?

急激な尿量の減少は、呼吸・循環の危機的な状況を示していることが多いです。
無尿、乏尿の原因は、腎前性・腎後性・腎性の3つに分類されます。

腎前性・・・循環血液量の絶対的不足による腎血流が低下した状態
腎後性・・・尿路の閉塞による状態
腎性・・・腎そのものの病気や、薬物の影響による腎の障害がある状態

このような分類の中で、患者さんに何が起きているかをアセスメントしていくことになります。

どういう風に観察し、対応していくの?

尿閉の可能性を考えて、尿意の有無や下腹部の張りがないか観察します。尿道留置カテーテルが挿入されている場合は、カテーテルが曲がっていないか、オムツ内への尿漏れがないか観察していきます。

尿閉の可能性がある場合は、導尿または尿道留置カテーテルの交換を行います。 

尿閉が否定された場合は、乏尿の原因を探りつつ、医師に報告をします。
急激に尿量が減少したときの観察ポイントは、

・意識障害はないか
・バイタルサインの異常はないか
・酸素飽和度は低下していないか
・身体症状( 尿の性状や腰背部痛、浮腫、下痢、嘔吐)などはないか
・水分出納(下痢、嘔吐、出血、排液など)を確認
・病歴の確認(過去に尿量低下に関する情報がないか)
・投薬内容の確認(腎機能に影響を与えるような薬剤はないか)

これらを観察、確認し異常なことを医師に具体的に報告すると、より素早く対応することができます。 

観察や処置を行う順番としては、

尿閉→腎後性→腎前性→腎性の順番で確認していくことになりますね。 

急激に尿量が増加したとき、何を見ていく?

水分出納を確認し、過剰な水分摂取がないか(飲水や輸液)がないか確認します。

尿検査をしている場合は、尿比重を見てみましょう。

1.025以上であれば浸透圧利尿
1.007以下であれば水利尿

このように考えます。その他にも、高血糖の場合は血糖コントロール、脱水の補正を行いながら、電解質異常が見られないか見ていくようにしましょう!

尿閉以外で尿量が極端に減少したとき、生命の危機が迫っています。尿量についての正しい知識を身につけることで、「患者さんの生命を救う」ことにつながると思います。 知識は患者さんを救う手助けをしてくれます。是非覚えておきましょう!





 

 

 

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