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糖尿病の患者さんにフットケア。看護師はどう関わる?

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今回は「糖尿病の患者さんにフットケア。看護師はどう関わるのか」について記載していきますね。

 

あなたは、糖尿病の患者さんに看護を提供したことがありますか?

 

糖尿病は、生活習慣病として年々増加しています。

 

糖尿病の治療方法としては、

 

・食事療法

・運動療法

・薬物療法

 

これらを、患者さんの状況に合わせて行っていると思います。

 

糖尿病の三大合併症といえば、

 

・網膜症

・腎症

・神経障害

 

これらが言われていますよね。

 

また、近年では下肢の血管に動脈硬化を起こす閉塞性動脈硬化症が増えてきています。

 

そこで、フットケアの必要性が高まってきてきます。

 

では、糖尿病の患者さんに、なぜフットケアは必要?フットケアを行うことで、患者さんの生活状況や足を守ることにつながる?フットケアを通して、糖尿病の認識を高めることにつながる?解説していきましょう!

 

 

糖尿病の患者さんに、なぜフットケアは必要?

 

糖尿病の患者さんの足を理解するためには、神経障害を理解している必要があるでしょう。

 

糖尿病性神経障害を起こすと、

 

・感覚障害

・運動神経障害

・自立神経障害

 

これらを引き起こすことになります。

 

感覚障害は、知覚の低下、さらにひどい場合には、痛みを感じづらくなるので、無痛性外傷を起こします。

 

つまり、気がつかないうちに、足が傷ついている場合があるのです。

 

運動障害は、足や足趾の変形を起こし、ADL低下を起こしてしまいます。

 

自立神経障害は、発汗が低下し、悪化すると、皮膚が乾燥、そしてひび割れを起こし、足の潰瘍につながってしまうのです。

 

神経障害と一言で言っても、たくさんの症状があるのです。

 

糖尿病の患者さんにフットケアを行うと、どのようなメリットがあるでしょうか。

 

患者さん自身が、知覚低下を自覚していない場合があります。

 

「しびれている感じがする」

「お湯の温度が感じづらい」

 

というような症状はあっても、自覚症状として捉えていない場合があるのです。

 

フットケアは、看護師が直接患者さんの足に触れ、その感覚を伝えることで、自覚ができるようにサポートができます。

 

運動障害についても、足にあった靴を患者さんと一緒に検討することもできます。

 

自立神経障害では、皮膚の乾燥やひび割れに対して、保湿クリームを塗って、防ぐことができます。

 

フットケアは、患者さんと一緒に足のケアができるように、必要だというのが、わかります。

 

フットケアを行うことで、患者さんの生活状況や足を守ることにつながる?

 

フットケアの場面では、患者さんの生活状況を把握することが大切です。

 

足のセルフケア不足がある場合、なぜ行うことができないのかをアセスメントする必要があります。

 

・糖尿病合併症による視力低下があるのか

・認知機能低下によるものか

・仕事が忙しくて、足のケアまで行き届いていないのか

・ADL低下によって、足に手が届かないのか

 

というように、足の状態だけではなくて、患者さんの生活背景、全身状態を総合的にアセスメントすることが、大切になります。

 

日常生活を送る上で、足は非常に大切な役割を担っています。

 

考えてみてください。もし、足を切断しなくてはいけない状況になったとしたら。

 

そうならないためにも、日ごろの関わりで足のケアの重要性を伝えていくことが、看護師にとって大切な考え方ではないでしょうか。

 

フットケアを通して、糖尿病の認識を高めることにつながる?

 

「足の痺れや感覚が鈍いのって、糖尿病と関係しているの?」

 

このように、足の症状と糖尿病が関係していると、考えていない場合もあります。

 

患者さんの生活状況や家族のサポートなど、様々な要因が絡んでくる話題ではありますが、確実なことは、患者さんの認識を高めることです。

 

実際に、足の痺れや感覚知覚の低下などの症状が出ている場合、ケアをしながら正しい情報を伝えることが、一つポイントになるのではないでしょうか。

 

患者さんの年齢や理解力によって、アプローチの仕方は、個別指導になります。

 

理解力によっては、理想とする足のケアが、全てできるとは限りません。その場合には、最低限必要なセルフケアができるように、サポートしていくのが大切と考えます。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

足は、ついついセルフケア不足になりがちで、上記に書いた症状に気づきにくいです。

 

だからこそ、糖尿病の患者さんにとって、フットケアは大事になってくるのではないでしょうか。

 

一人では気づきにくいからこそ、看護師が一緒になって患者さんの足や生活背景をアセスメントすることが、大事になります。

 

看護師の知識、観察力、アセスメント力は、様々な場面で活用できます。

 




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