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転倒・転落をした患者さんがいたら、どう対応しますか?

今回は「転倒・転落をした患者さん」に対して記載していきますね。

病棟で働いている看護師にとって、転倒・転落という言葉をよく聞くと思います。
「また勝手に動いて○○さん転んじゃった」
「普段はナースコールで呼んでくれるのに、今日は一人で行こうとして転んでしまった」

こんな看護師の声を聞いたことは、ほとんどの看護師があるのが現状だと思います。

転倒・転落の対策は常に行っていますが、実際に起きてしまうこともあります。大事なのは、転倒・転落をした後の行動と判断力が適切であるか?ここがポイントになります。解説していきましょう!




転倒・転落後の初動対応って?

転倒を発見したら、すぐにベッドやストレッチャーなどに移すことを優先してしまいがちです。
しかし、その対応では異常に気付くことが一歩遅くなります。
初動対応として、

・受傷機転(状況の把握)
・患者状態の把握
・緊急性の判断(医師診察が必要か)

この判断力と行動力が必要なのです。

転倒・転落後の観察ポイントって?

緊急性がある場合には、直ちに医師に報告し処置を行わなければなりません。

しかし、ほとんどの場合は観察を強化するというケースが多いです。では、どこを見ていけばよいのか?

・意識レベル
JCSで評価していきましょう。呼びかけと反応がなければ、痛み刺激を加えて現状の意識レベルを把握することが大切です。それと同時に、麻痺がないか、瞳孔不同がないかチェックしていきます。

・バイタルサインの測定
気道閉塞の有無、呼吸の評価、循環の評価をし異常がないかをチェックしていきます。

・打撲部位
転倒した部位の腫脹、発赤、出血、疼痛がないかをチェックしていきます。

・骨折部位
転倒した箇所を確認できるのであれば、その部位を中心に観察していく。確認ができない場合には、頭部触診、四肢の変形がないか、関節の可動域に異常はないか、圧痛がないかをチェックしていきます。

全身を強打した場合には、頭部や大腿部といったように、部位別に観察を一度しましょう。

異常があった場合には、医師に受傷機転・受傷部位・ショックの有無を報告し指示を仰ぎましょう。

転倒・転落後はどのぐらいの間隔で観察しないといけないの?

患者さんの状況にもよりますが、意識障害がある場合には、その場の対応が非常に重要なのでありません。意識障害がない場合には、30分後、1時間後、以後6時間以内は1時間毎に観察を必ずしましょう。

それはなぜか?
転倒直後には異常がない場合でも、出血がじわじわとしており時間がたつと症状が出現する場合があります。重症化するのが6時間以内と言われているので、その時間内は特に観察を強化する必要があるのです。

転倒・転落したら、どのように看護記録に残すか?

事実をありのままに正確に残しましょう。自分が見たことだけを書くというのが大事なポイントです。
ありがちなのが、推測で書いてしまうことがあります。

例えば、物音があり訪室すると、患者さんがベッドの右側で倒れていたという状況の場合
「物音があり訪室すると、患者さんがベッドの右側で転倒していた」と書くと、どうでしょう?
その人が本当に転倒したのかはわかりません。これが推測なのです。

「物音があり訪室すると、患者さんがベッドの右側で倒れていた。」と書くと事実なのです。
また、~と考えられる、~だったのであろう、などの表現も使用しないようにしましょう。

基本的には、自分が見た事実のみを書くことで、客観的な記録が必要です。行った処置は、実際に行ったことなので、そのまま記録に残しましょう。

転倒・転落はどんなに危険対策をしていても、起きるときは起きます。大事なのは、転倒・転落後の対応を間違えないことです。知識も必要ですが、臨床経験も必要になります。発見した場合には、一人で対応しようとはせずに、必ず応援を呼び適切な処置を行うようにしましょう!





 

 

 

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