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検査値!凝固因子(PT・APTT)を理解すると?

今回は「凝固」について記載していきますね。 

血液の凝固を見ることは、DICや肝疾患、胆道系疾患などの消化器、手術前の血液凝固時間を見る、抗凝固療法の治療中のモニタリングをしたりなど、様々な用途に検査されています。

凝固に関係している因子って何なのか? 疾患に対してどのように検査値が利用されているのか?抗凝固療法と凝固因子の関係性について、解説していきましょう!




凝固に関係している因子ってなに?

血液の凝固に関係する因子は、外因系凝固活性化機序と内因系凝固活性化機序に分類されます。

つまり、外因系はプロトロンビン時間(PT)と内因系は活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)になります。 

疾患とPT、APTTの関連性は?

ビタミンKが欠乏すると凝固因子の活性が低下してしまうため、PTが延長します。ビタミンKが不足している状態が続いてしまうと、APTTも延長する場合があります。

ビタミンKは、吸収するには胆汁が必要です。そのため胆道系の疾患を患っている場合は、胆汁がうまく排出しない、つまりビタミンKを吸収できずにPTが延長します。この時には、ビリルビン(Bil)が上昇するので、合わせて検査値を確認していきましょう!

また凝固因子は、肝臓で合成されます。そのため肝疾患を患っていると、肝臓の合成が低下し、PTやAPTTが延長します。肝不全の場合は、アルブミンやコリンエステラーぜが参考になります。肝硬変の場合は、血小板も低下するので、合わせて検査値を見ていくことで、原因を特定していくことができます。

そしてDIC(播種性血管内凝固症候群)を発症している時には、凝固因子を激しく消耗し、PTやAPTTの延長が出ることになります。

PTとAPTTが延長しているだけでは、どのような疾患が影響しているのか判断できないので、合わせて検査値を確認することで原大事になりますね。

抗凝固療法中の患者さんと、PT、APTTの関係性は?

代表的な抗凝固療法としては、ワルファリンの内服やヘパリンの持続点滴注射があります。

ワルファリンは、ビタミンK拮抗薬なので肝臓でのビタミンKの動きを意図的に抑えます。抑えることで、PTは延長します。PTの目標値は、患者さんの状態によって左右されますが、PTーINRは2~3程度でコントロールされている場合が多いです。

ヘパリンは、APTTを延長します。目安は1.5~2倍を目指して行われます。

大事なのは、極端に数値が高くなっていないか、または逆に低い数値のままになっていないかということです。特に異常に高くコントロール不良の場合には、凝固ができないということになるので、出血のリスクがあるということを知識として持っていることが重要です。

凝固は、様々な因子が影響しています。因子を全て覚えるというよりは、凝固因子に異常が出ている場合に、何のリスクを考えて看護を提供していくかということです。極端にPTーINR値が高い場合には、出血リスクが高まりますし、抗凝固療法をしている患者さんの数字が低ければ、今度は詰まりやすい状態になるという判断になりますね。患者さんの背景を理解した上で、凝固因子を合わせてみていくと、より看護の質をあげることになるでしょう。

 





 

 

 

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