「毎日残業で疲れて、休みの日は寝てばかり。」
「人間関係が複雑で、心が病んでしまいそう。」
「看護師として、のんびり働きたい。」
看護師によくある悩みですが、結論から先に言うと
穏やかでのんびりと働ける看護師の職場はたくさんあります。
この記事を書いた人
<プロフィール>
- 現役看護師15年目
- 総合病院→施設看護師へ転職
- 日勤のみで残業なし(有給全消化)
- ブログきっかけで本を執筆
とはいえ、
という場合がほとんどですよね。
本記事では、
穏やかな職場、のんびりした働きやすい職場を見つけるための条件
について伝えていきます。
急性期の病棟看護師から施設看護師への転職体験談も合わせて伝えるので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、のんびり働くために必要な考え方について解説しますね。
目次
のんびり働きたい看護師は働き方を見直すべき
結論から先に言うと、のんびり働きたいと感じているなら今すぐ本気で考えるべきです。
理由は、今の働き方に違和感を感じているから。
とはいえ、忙しすぎて
こう思いますよね。
- 新人看護師で急性期がつらい
- 不規則勤務と急変がある夜勤がつらい
- 病棟看護師を辞めて外の世界を見たい
- 仕事とプライベートのバランス重視
- とにかく人間関係が良い環境にいきたい
上記のように時期ごとに悩みが違います。
「のんびり働きたい悩みは一人ひとり違います。自分に合った働き方を選ぶのが大切です。」
新人看護師や2年目でのんびり働くなら慢性期病棟
急性期病棟でつらいと感じるなら、慢性期病棟に転職するのが良いです。
- 落ち着いた環境で看護を学び直せる
- 基礎スキルをゆっくり身につけられる
- アセスメントをゆっくりできる
- 急変が少なく、スピードがゆっくり
- 収入も急性期病棟と変わりがない
患者さんの変化が、急性期より遅いという特徴があります。
また急変する患者さんも少ないので、忙しくてイライラする看護師も減るので、精神的に落ち着いて仕事がしやすくなります。
H3:夜勤のない職場でのんびり働くならクリニックか施設看護師
夜勤がつらいと感じるなら、夜勤のない職場を選ぶのが大切です。
- 体調が良くなる
- 夜勤の責任から解放される
- 不規則勤務から解放される
不規則勤務の夜勤は、体調コントロールが難しい特徴があります。
少ない看護師人数で責任も多いですし、心身ともに負荷が強いからですね。
クリニックや施設看護師で、日勤のみの職場を選ぶと、驚くほど変化があります。
ただ、”夜勤手当”分の収入はなくなるので、問題なく生活できるかがポイントです。
H3:病棟看護師を辞めて外の世界を見たい
看護師の働き方は、病棟看護師だけではないです。
- クリニック
- 施設看護師
- 訪問看護師
- 派遣看護師
- ライター
看護師の働ける職場は、どんどん広がっています。「本当に今の職場が良いのかな?」と毎日残業が多い職場で働いていると、疑問が強くなるものです。「どんな働き方が良いのか?」を具体的にすると良いですよ。
H3:仕事とプライベートのバランスを重視したい
子育てと仕事を両立したいママ看護師には、時短勤務or派遣で働く方法があります。
- 8時30分〜15時の平日勤務
- 日勤のみの施設orクリニック
- 夜勤なしの派遣看護師
フルタイムから派遣に転職をしたママ看護師から、「ガマンしないで早く働き方を変えればよかった。」と話していました。今の職場で労働時間がつらいと感じるなら、働く環境を変えるのは一つの選択肢となります。
H3:とにかく人間関係が良い環境にいきたい
人間関係の良い職場でのんびり働きたい人は、派遣看護師or施設看護師がオススメです。
残業の少ない環境で働くのが、人間関係の良い職場を見つけるポイントの一つになります。毎日残業が続くと、イライラしますからね。今、私自身が施設看護師として働いていますが、残業なしの環境で人間関係は良好です。
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「のんびり働きたい理由は人それぞれ。次にのんびり働きやすい診療科について解説しますね。」
病院内でのんびり働く診療科5選
「病院かクリニックで迷っているけど、のんびり働きやすい診療科ってどこだろう?」
100%のんびり働けると言えませんが、比較的評判が良いのは
- 皮膚科
- 眼科
- 耳鼻科
- 精神科(心療内科)
- 人工透析科
上記5つになります。
一つひとつ、メリットとデメリットについて解説しますね。
「診療科を見やすくするために、タブで切り替えられるようにしています。」
のんびり働ける診療科1:皮膚科
メリット | デメリット |
---|
患者の重症度が低い
皮膚の知識を身につけられる ブランクを気にせず復帰しやすい | 環境によって忙しい 病棟経験を活かしづらい 治療器具や薬を覚える必要がある |
重症度の低い患者さんがほとんどなのが、皮膚科のメリットと言えます。
ブランクを気にせず働けるのも、のんびり働けるポイントですね。
ただし、患者さんの数が多くなりやすく、残業が増える可能性があります。
また、病棟経験を活かしづらいのもデメリットの一つと言えます。
のんびり働ける診療科2:眼科
メリット | デメリット |
---|
患者の重症度が低い 検査中心の仕事になる ルーティンワークで覚えれば楽 | 機械操作が多く覚えづらい スキルを活かす場面が少ない 給料が低くなりやすい |
検査中心の仕事でルーティンワークになるのが、眼科のメリットと言えます。
患者さんの重症度が低いのも、のんびり働けるポイントの一つです。
ただし、検査中心の仕事になりやすく、看護師としてのスキルを活かしづらい環境になります。また、機械操作をする場面が多く、機会が苦手である場合にもデメリットと感じやすいです。
のんびり働ける診療科3:耳鼻科
メリット | デメリット |
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患者の重症度が低い 専門機器に詳しくなる 身近な知識が身につく | 検査や機器の種類が多い 繁忙期はとにかく忙しい 繁忙期と閑散期の差が激しい |
繁忙期と閑散期がはっきりしているのが大きな特徴です。
専門機器の取り扱いについて覚えることは多いものの、精神的なプレッシャーが少ないのがメリットと言えます。
ただし、花粉シーズンや繁忙期で圧倒的な忙しさがありますし、発熱外来を併設している医療施設だと、慢性的な忙しさがあるので、デメリットを感じやすいです。
のんびり働ける診療科4:精神科(心療内科)
メリット | デメリット |
---|
看護業務が少ない 無理なく働ける 残業が少ない | 医療行為が少ない 精神症状がメイン 精神症状は大変 |
圧倒的に残業時間が少なく、落ち着いて看護業務をできるのがメリットです。
精神ケアを中心に行い元気になった姿を見たときには、やりがいを感じる場面も多いのが特徴です。
ただし、急性期の場合、精神症状が強く出る場面もありますし、長く勤めていると他の科で働くのを難しいと感じやすいデメリットもあります。
のんびり働ける診療科5:人工透析科
メリット | デメリット |
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夜勤がなく日勤のみ 専門的な透析スキルを磨ける 比較的落ち着いた仕事ができる | 透析の専門知識を覚える必要がある 機械操作を覚えるのが大変 透析患者との人間関係が大変 |
定期で予約している透析患者さんの対応になるため、仕事とプライベートのバランスをとりやすいのがメリットです。
ただし、透析のスキルや知識は専門性が高いので、透析看護師で長く働くのが前提になるのがデメリットになります。
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「やってみたい診療科の中で選ぶのが、長くのんびり働くポイントです。」
病院以外でのんびり働く場所5選
病棟看護師を辞めたい人は、病院以外の施設の中から自分に合った環境を選択するのが大切です。
- 施設看護師
- 健診センター
- クリニック(診療所)
- 産業看護師
- 訪問看護師
上記5つのメリットとデメリットについて、解説をしますね。
「病棟以外の施設を確認しやすいように、タブで切り替えられるようにしています。」
のんびり働ける環境1:施設看護師
メリット | デメリット |
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残業がほぼない 専門的な医療行為を求められない 体力的な負担が少ない | 収入が減りやすい コミュニケーションのスキルが必要 スキルアップが難しくなる |
高い医療スキルを求められず、残業が圧倒的に少ないのが施設看護師のメリットです。
主な仕事内容は利用者さんの健康チェック(バイタルサイン、薬の管理)がメインになります。
ただし、利用者さんに変化があった際の対応を求められる場面もあるため、観察力と対応力が求められます。
のんびり働ける環境2:健診センター
メリット | デメリット |
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日勤で平日のみ 基本的に残業がない ブランクがあっても復職しやすい | スキルアップがしづらい 給料が少ない 採血が苦手だとつらい |
健康診断や人間ドックといった検査を主に担当する仕事になります。
基本的な看護スキルがあれば、問題なく仕事ができるのが特徴です。高い専門スキルを求められないのもメリットになります。
ただし、ルーティンワークになるためスキルアップはしづらいです。さらに給料面も残業や夜勤手当がないため、低く設定されているのがデメリットになります。
のんびり働ける環境3:クリニック(診療所)
メリット | デメリット |
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日勤のみで夜勤がない 長期休暇でまとまった休みが取れる 毎週日曜日は基本休み | 急な休みが取りづらい 給料の少ないことが多い 看護師との人間関係がせまい |
日勤のみで夜勤がなく、まとまった休みを取りやすいのがメリットになります。
毎週日曜日が固定で休みなのも特徴ですね。
ただし、看護師の人数が限られていることもあり、急な子供の発熱や用事があった際に休みづらいです。
また同僚看護師との人間関係に必要以上に気を使う場面があるのがデメリットと言えます。
のんびり働ける環境4:産業看護師
メリット | デメリット |
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平日日勤のみで夜勤がない 精神的・体力的な負担が少ない 給料面や待遇面が優遇されている | ビジネスマナーやPCスキルが必要 専門スキルを学ぶ機会が少ない 同僚看護師がほぼいない |
忙しい医療現場で働くのではなく、企業の看護師として働くのが大きな特徴です。
夜勤がないのもメリットの一つです。
ただし、看護や医療の知識やスキルをアップデートしづらい環境のため、医療現場で働くのが厳しくなるのがデメリットと言えます。
のんびり働ける環境5:訪問看護師
メリット | デメリット |
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日勤のみで夜勤なし 給料面が比較的高い 1対1でじっくり看護ができる | オンコールで呼ばれることがある 一人でアセスメント力が求められる 病棟とは違う雰囲気で消耗する |
医師からの訪問指示書に従って、自宅で療養する方に在宅ケアを提供する特徴があります。
夜勤がなく給料面が多いメリットがありますし、一人の方に対して看護を提供できるのも大きな特徴ですね。
ただし、本人や家族との関係性がうまく行かないこともありますし、オンコールでゆっくり休日を過ごす日が少なくなることがデメリットと言えます。
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「病棟以外で興味のある分野から調べていくと、自分に合った環境を見つけることができますよ。」
「次にのんびり働くための大切な条件について、説明しますね。」
看護師がのんびり働く5つの条件とは?
「のんびり働ける職場はわかったけど、もっと本質的な情報を知りたいです。」
のんびり働く5つの条件としては
- 人員が確保されている
- 人間関係が良好
- 休みが確実に取れる
- 残業が少ない
- モンスター患者がいない
上記5つの条件が揃うことで、のんびり働くことができます。
一つひとつ、具体的に解説をしますね。
「見やすいようにタブで切り替えられるようにしています。」
のんびり働ける条件1:人員が確保されている
看護師のマンパワー不足を感じない職場が、のんびり働ける条件になります。
人員不足になると、常に忙しい状態になるためですね。
具体的な条件としては
- 日勤の受け持ち患者数が6人以下
- 夜勤の受け持ち患者数が12人以下
- 急な休みでも人員がすぐに補充
病院によって配置基準は異なりますが、公開された人数と現場の人数が一致していないことも多いです。
「私自身、日勤で12人以上受け持ったこともありますし、夜勤は倍の24人以上受け持つこともありました。」
のんびり働ける条件2:人間関係が良好
のんびり働くための絶対条件として、看護師の人間関係は必須です。
看護師同士の人間関係で、仕事が辛くなるから。
具体的な条件としては
- お互い協力する姿勢がある
- 相手の気持ちを考えてから話す
- 強い言葉を使わない
いくつかの部署を経験してきましたが、人間関係が良好な部署ほど働きやすいのは間違いない事実です。
「人間関係は想像以上に毎日の仕事に影響します。多少忙しくても、人間関係が良いとストレスを感じにくくなります。」
のんびり働ける条件3:休みが確実に取れる
休みがしっかり取れる環境は、のんびり働く必須条件になります。
忙しい環境ほど、休みがしっかり取れないから。
具体的には
- 昼の休憩時間が規定通り
- 急な休日出勤がない
- 有給全消化
急性期の病院ほど休憩時間が短く、ひどい場合には昼の休憩が5分ということもあります。
「急性期病棟で働いていた頃、昼の休憩が全くなく、さらに残業も毎日ある状態でした。休憩時間が確実に取れる職場を選ぶのが大切です。」
のんびり働ける条件4:残業が少ない
定時で仕事を終えることのできる環境が、のんびり働くために必要な条件です。
毎日、残業ばかりの職場では、穏やかに仕事ができないからですね。
具体的には
看護師の仕事以外にも、雑務の多い環境がたくさんあります。
残業があればあるほど、のんびり働く環境が遠くなります。
「看護師の残業は当たり前ではありません。私が働いている施設では、急変がなければ残業0時間です。のんびり働ける場所は必ずあります。」
のんびり働ける条件5:モンスター患者&家族がいない
看護師でのんびり働くためには、大変な患者さんが少ないのも大事な条件の一つです。
つらい対応が多いと、精神的に疲れてしまうからですね。
具体的には
- 毎日クレームを言う患者さん
- 家族がクレーム気質
- パワハラ気質な患者さん
相手とのコミュニケーションが多い看護師の仕事は、精神的に疲れてしまいがちです。
精神的に辛い言葉が続くと、どんな人でも疲れてしまいます。
「どんな環境にもいますが、少しでも少ない環境を選択することでのんびり働きやすくなります。」
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のんびり働きたいと言っても、条件は一人ひとり違います。
自分に合った環境を選択するのが、重要です。
「次にのんびり働くために、選んではいけない環境について解説していきますね。」
のんびり働きたい看護師は5つの劣悪条件から脱出しよう
「のんびり働くために避けたい劣悪な環境は5つあります。」
- 常に優先度が変わる急性期病棟
- 前残業と後残業が異常に多い
- プライベートな時間がない
- 人間関係が悪すぎる
- 人手不足が毎日
上記5つが該当すればするほど、のんびり働く環境から遠ざかります。
「下のタブを切り替えて、具体的に確認してみてください。」
劣悪な環境1:常に優先度が変わる急性期病棟
優先度の変わりやすい急性期の看護師は、仕事量が多く忙しいです。
患者さんの容体が変化しやすいためですね。
具体的には
- 看護記録は時間外ばかり
- 患者さんの重症度が高い
- ゆっくり座るのは時間が過ぎてから
常に3つ先を考えて行動しているため、気がつくと疲労困憊になっていることも多いです。
業務量が多いはずなのに、忙しい環境に慣れてしまい気がつかないことも…
上記のように感じている場合、仕事量が多すぎると言って良いです。
「忙しい毎日を続けるとイライラしやすくなり、性格も変わってしまいます。働く環境は大事ですよ。」
劣悪な環境2:前残業と後残業が異常に多い
のんびり働きたい看護師のほとんどは、毎月多くの残業を経験しています。
激務の後の残業は、本当に疲れますからね。
主な残業内容は
- 情報収集のための前残業
- 看護記録は全て時間外
- 看護サマリー
人手不足が日常で、実働8時間の定時で帰れるのは月1回あるかないか。
残業が3時間以上になるのが当たり前の状況が、多くの病院で発生しています。
消灯が過ぎても終わらない仕事を毎日していると、
という気持ちになります。
「看護師の残業は当たり前ではありません。定時で終わる職場もたくさんあるので、残業が少ない職場を探す行動をスタートしたほうが良いです。」
劣悪な環境3:プライベートな時間がない
のんびり働くための条件としては、ムダな活動が少ない環境を選択することです。
本来の看護師の仕事以外のことが多すぎるためですね。
具体的には
勤務中に活動することは、多忙すぎて不可能です。
夜勤明けや休日に家で資料作りをするのは、ただのボランティアになります。
「仕事とプライベートは完全に分けるべきです。私は施設看護師に転職をして、ムダな活動が一切なくなりました。」
劣悪な環境4:人間関係が悪すぎる
看護師のほぼ全員が悩む人間関係は、今すぐ脱出するべきです。
精神的な悩みは、仕事もプライベートもすべてに影響するから。
具体的には
- 師長からパワハラを受けている
- お局看護師との関係が悪い
- 先輩看護師が怖くて毎日気を使う
閉鎖的な空間になりやすい看護師の職場は、人間関係の悪くなる条件が揃いやすいのが特徴です。
「看護師の働く場所は一つだけではありません。人間関係が良い職場はたくさんあるので、良い環境を選択するのが大事になります。」
劣悪な環境5:人手不足が毎日
のんびり働きたいと感じている看護師は、人手不足の環境で働く人ばかりです。
慢性的な人手不足で業務量が多すぎるからですね。
具体的には
- ゆっくり座るのは時間外
- 受け持ち患者数が圧倒的に多い
- 記録や雑務が多い
看護師の人手不足は、一人当たりの業務量が増えることを意味します。
「どこも看護師不足」と言われるかもしれませんが、そうとも限りません。
「看護師でも定時で帰ることができる職場はたくさんあります。自分の健康を守るために、働きやすい環境を選ぶのは大切ですよ。」
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「次にのんびり働く3つのデメリットについて説明しますね。」
のんびり働くと3つのデメリットがある
のんびり働ける職場は、心身ともに健康になりやすい環境があるものの、デメリットも当然あります。
具体的には
- 給料が少ない
- 最新の医療やスキルを学ぶ機会が減る
- やりがいを感じづらくなる
3つのデメリットを知らずに”のんびり働きたい”気持ちだけで転職をすると
という状況になりやすいです。
「3つのデメリットについて、下のタブを切り替えて確認してみてください。」
デメリット1:給料が少ない
のんびり働く職場の収入は、減る可能性が高まります。
忙しい職場より、手当の収入が少ないためですね。
具体的には
- 夜勤手当
- 残業手当
- 資格手当
- 役職手当
- オンコール手当
わかりやすいのが夜勤になります。
夜勤の回数にもよりますが、
夜勤手当=月5万前後
日勤のみで働く場合、単純に月5万円。年間だと60万円少なくなります。
残業が多い職場で働いていた場合、残業手当も大きく変化します。
収入がいくらまで減っても生活できるのかを具体的にするのが大切です。
「収入が減りすぎて再就職をするのは本末転倒。転職時には、給料交渉など納得した上で進めていくのがポイントです。」
デメリット2:最新の医療やスキルを学ぶ機会が減る
専門技術やスキルアップを向上させるのは、基本的に難しいです。
のんびり働く職場のほとんどが、基礎技術の延長になることが多いためですね。
- 薬の準備
- バイタルサインで健康チェック
- 早期異常の発見
のんびり働く職場では、基本的なスキルを確実に持っている看護師を求めます。
一般的に言われるスキルアップは難しいものの、今までの知識や経験を活かしやすい職場なのが特徴ですね。
デメリット3:やりがいを感じづらくなる
のんびり働ける職場は、やりがいを感じづらくなる特徴があります。
病院と比べると、職場の雰囲気がまったく違うからですね。
具体的な心理状態としては
- 仕事に飽きる
- キャリアアップがしづらい
- 目標がない
今まで医療の現場で心身ともに疲れながらも、新たに覚えることが多かったはずです。
表現を変えるなら、刺激が少なくなったとも言えますね。
とはいえ、のんびり働きたいと決めたのには強い想いがあります。
「のんびり働きたいと思った一番の理由は何かを考えると、どちらを優先するか見えてくるようになります。」
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次にのんびり働く3つのメリットについて伝えますね。
のんびり働くと3つのメリットがある
のんびり働ける職場は、メリットがたくさんあります。
具体的には
- 気持ちの余裕が出てくる
- 仕事の悩みが圧倒的に減る
- 生活の質が高まる
上記3つが主なメリットになります。
「3つのメリットについて、下のタブを切り替えて確認してみてください。」
メリット1:気持ちの余裕が出てくる
残業がなく定時で仕事が終わる環境は、気持ちに余裕が出てきます。
毎日残業でイライラする環境でなくなるから。
具体的には
- 仕事終わりにも時間がある
- 休日は自由に時間を使える
- リフレッシュできる
看護師の仕事というのは、その日を頑張れば終わるというものではありません。
慢性的に忙しい環境の場合が多いと、気持ちの余裕はなくなりますよね。
「のんびり働く環境は、圧倒的に時間の余裕が生まれます。時間は有限なので、プライベートな時間は大切です。」
メリット2:仕事の悩みが圧倒的に減る
のんびり働ける職場を選択すると、仕事の悩みが本気で減ります。
落ち着いた環境になることで、悩みの質が変わるからですね。
具体的には
- 人間関係が良好
- ミスの心配が減る
- 看護の質が上がる
のんびり働きたい職場には、穏やかに仕事をしたい人が集まります。
同じ考え方の場合が多いので、自然と人間関係が良好になりやすいのが特徴です。
ゆっくり関わる時間が増えるので、看護の質も自然と高まりやすい環境になります。
「現在、施設看護師としてのんびり働いていますが、人間関係が良好で仕事の悩みはほぼないです。」
メリット3:生活の質が高まる
のんびり働ける環境にいると、仕事とプライベートのバランスが抜群に良くなります。
仕事の悩みを家に持ち帰らなくなるから。
具体的には
- 家族に優しくなった
- 自分時間を楽しめるようになった
- 看護が好きになった
最先端の医療や看護を学ぶだけが、正しい看護師の道とは限りません。
”自分にとって幸せなこと”を追及することが、生活の質を圧倒的に高めます。
「忙しく働くイメージが看護師に強いですが、仕事とプライベートのバランスは大切です。」
タブの切り替えに戻る
「次に、私自身が忙しい急性期病棟から転職をしたリアルな経験談を伝えますね。」
【経験談】病棟看護師から施設看護師に転職をしてのんびり働いています
病棟看護師 | 施設看護師 |
---|
・2交代夜勤が月5回前後 | ・夜勤なし |
・日勤は毎日残業 | ・残業なし |
・ロング日勤がある | ・日勤のみ |
・毎日不規則勤務 | ・規則的な勤務 |
・有休消化できない | ・有休全消化 |
転職後の生活がイメージしやすいように
- 夜勤がなく日勤のみで規則的
- 人間関係が良好
- 残業がなく有給全消化
上記3つに絞って伝えていきますね。
「タブ毎に分けているので、確認してみてください。」
転職後の経験談1:夜勤がなく日勤のみで規則的な生活
施設看護師に転職後から、体調を崩す頻度が圧倒的に減りました。
夜勤の不規則勤務がなくなったのが大きいですね。
- 睡眠不足にならない
- 日勤の時間が固定でリズムを作りやすい
当たり前ですが、人は明るいときに働いて夜は寝ます。
夜勤前後の睡眠や夜勤中の仮眠はありますが、睡眠時間はバラバラになりやすいです。
私自身のエピソードとして、夜勤があった病棟看護師の頃、年に数回は体調を崩していました。
ただ、日勤のみの施設看護師に転職をしてから、体調を全く崩さなくなりました。
「規則正しい生活は健康を取り戻せます。夜勤のない生活を選んでから、明らかに健康的な生活を送ることができてます。」
転職の経験談2:人間関係が良好で人生の質を高められる
人間関係の良い職場環境は、人生の質を圧倒的に高めます。
家に帰ってからは、プライベートに集中できるからですね。
人とのコミュニケーションが多い看護師の仕事は、人間関係の状況で大きく変わります。
施設看護師として働いていく上で、利用者さんについて相談することがありますが
どちらに相談をしても、一緒に考えてくれるんですよね。
看護師の内情を知らない人からすれば、そんなの当たり前と思うかもしれません。
ただ、”嫌な顔せずに、相談し合える関係”は少ないのが現状。
気持ちよく仕事ができる環境は、控えめに言っても最高です。
「私は転職をしてから、人間関係の悩みがすべて消えました。のんびりとした気持ちで仕事ができると心が穏やかになりますよ。」
転職の経験談3:残業がなく有給全消化の職場は心が安定します
残業がなく有給全消化のできる職場は、プライベートを圧倒的に充実させます。
シンプルに使える時間が増えるからですね。
- 家族との時間が増える
- 自分時間が増える
- 休息を十分に取れる
働く環境を変えるだけで、上記3つのメリットを得ることができました。
とはいえ、看護師のほとんどが
- 残業が当たり前
- 有給を消化できない
- 有給があったらラッキー
上記3つのような状況で、時間を消耗していますよね。
看護師の仕事は残業が当たり前ではありません。
”時間は有限”です。
「看護師だからといって、時間を犠牲にしすぎる必要はありません。のんびり働く選択は、時間が圧倒的に増えるので選択肢の一つとして持っておくと良いですよ。」
タブの切り替えに戻る
「最後に、看護師としてのんびり働くためのポイントをまとめますね。」
まとめ:看護師でのんびり働ける職場はたくさんあります
「のんびり働くためのポイントを以下にまとめました。」
のんびり働きたいと考える理由は、一人ひとり違います。
ただ、ガマンし続ける働き方は、違うんじゃないかと思います。
「自分に合った働き方を選択することで、生活の質が上がるなら正しい働き方だと思いますよ。」