
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・【基礎知識】重症度と緊急度が優先順位のポイントです
・新人看護師が優先順位をまちがえる5つの理由
・振り返りの積み重ね=正しい優先順位をつけられる
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結論から先に言うと、
✔︎重症度と緊急度をカテゴリー分けする
✔︎正しい経験と知識を積み重ねる
上記2つを意識することで、優先順位を判断できるようになります。
とはいえ、

こう思いますよね。
本記事では
『新人看護師が優先順位をまちがえる5つの理由、重症度と緊急度の考え方』
というテーマで伝えていきます。
新人看護師で優先順位が難しいと感じている方は、最後までじっくりと読んでみてくださいね。
それでは、スタートしていきましょう!
関連:【必見】新人看護師の仕事ができない7つの悩みと解決策を伝授します
Contents
【基礎知識】重症度と緊急度が優先順位のポイントです
優先順位の考え方
優先順位1:重症度が高く、緊急度も高い
優先順位2:重症度は高いが、緊急度は低い
優先順位3:重症度は低いが、緊急度は高い
優先順位4:重症度は低く、緊急度も低い
具体的に解説をしますね。
優先順位1:重症度が高く、緊急度も高い
心肺停止や急変している患者さんが発生した場合、無条件で優先順位1になります。
今すぐ対応しなければ、患者さんの命を救うことができないためですね。
とはいえ、

こう感じるかもしれませんね。
具体的な行動としては
①先輩看護師に応援を依頼する
②無条件で心肺停止や急変している人の対応をする
③時間指定の点滴や検査など、先輩看護師に相談or依頼する
上記のような行動プランを覚えておくと良いですよ。
ただ、新人看護師の場合、先輩看護師から

というパターンが多いですね。

優先順位2:重症度は高いが、緊急度は低い
人工呼吸器や症状が強く出ている患者さんが、優先順位2になります。
受け持ちの患者さんの中で、重症度が高く急変しやすいためですね。
日勤で例を挙げてみると、
・昨日、38度以上の発熱をした
・夜間、疼痛や嘔気などの症状が出た
・昨日、吐下血をして緊急胃カメラをした
症状のある患者さんが、重症度が高く優先順位2になります。

優先順位3:重症度は低いが、緊急度は高い
検査や処置の時間指定がある患者さん、退院時間が決まっている患者さんが優先順位3になります。
検査や処置、退院が時間通りに進まなければ、患者さんや関わるスタッフ、家族に迷惑をかけるためですね。
具体的な内容としては
・24時間点滴が毎日10時に交換
・CTの撮影時間が14時
・退院が10時で介護タクシーを予約している
・手術の入室時間が13時
上記のような時間指定が、優先順位3になります。

優先順位4:重症度は低く、緊急度も低い
症状が安定している患者さん、翌日以降の退院準備などが優先順位4になります。
生命の危険を起こす可能性が低く、即対応しなくても良いケースが多いためですね。
具体例としては、
・症状の出現がない患者さんのバイタルチェック
・看護記録
・翌日以降の退院準備
・翌日からの薬準備
上記のように、急いで対応しなくてもOKな場合が優先順位4になります。
とはいえ、
病状が悪くなるリスクを抱えているから、入院している
安定している患者さんであっても、急変するリスクは常にあるのを忘れないようにしてください。

新人看護師が優先順位をまちがえる5つの理由

こう思うかもしれませんね。
5つの理由
・経験が少ない
・知識不足
・あせってしまう
・先輩看護師がこわくて依頼できない
・完璧にやろうとする
順番に解説していきますね。
経験が少ない
優先順位の判断に迷ったら、先輩看護師に相談するでOKです。
新人看護師がどれだけ頑張っても、経験は先輩看護師に勝つことができないからですね。
とはいえ、

こう感じる新人看護師も多いですよね。
✔︎自分の考えている優先度を伝えてから相談する
✔︎シンプルに混乱していることを伝える
上記2つがポイントになります。
例えば、

上記のように、困っていることを具体的に相談するのが大切です。
先輩看護師が、点滴対応or検査の対応をしてくれるかもしれないですし、優先度の立て方を教えてくれる可能性も高まります。
新人看護師の頃というのは、とにかく余裕がありません。
優先順位がわからないときは、先輩看護師に相談する行動をしてくださいね。

知識不足
知識不足で判断に迷う場合には、先輩看護師に相談でOKです。
新人看護師の頃というのは、知識不足で判断できないことが多いからですね。
看護の現場では、目のまえの患者さんは待ってくれません。
であれば、先輩看護師の知識を借りるしかないのです。
とはいえ、

こう思うかもしれませんね。
具体的には
✔︎すべての知識を相談するのではなく、不足している知識を相談する
上記の方法で相談するのが良いですよ。
例えば、

上記のように相談すると、先輩看護師は

というように、ポジティブに考えてくれます。

あせってしまう
自由に使える時間を作っておくと、あせらなくなります。
心に余裕ができれば、あせらなくなるからですね。
とはいえ、

こう思うはずです。
具体的に対処する方法として
・事前に優先順位を決めておく
・優先順位が変わっても行動できるように、時間に余裕を作る
・患者さんが急変したときのシミュレーションを頭でイメージする
上記3つが大切です。
特に時間の余裕を作ることは意識をしていました。

先輩看護師がこわくて相談できない
先輩看護師の仕事を手伝って、良い関係性を作るのが大切です。
先輩看護師との関係性が悪いと、優先度の相談がしづらくなりミスにつながるからですね。
とはいえ、

こう思いますよね。

先輩看護師と良い関係性を作るためには
✔︎自分の仕事が先に終わった場合、手伝える範囲で手伝う姿勢をみせる
手伝ってくれる新人看護師を嫌がる先輩看護師はいないので、おすすめな方法です。

完璧にやろうとする
一人で抱えようとしないスタンスが大切になります。
特に新人看護師は、一人で対応できる能力に限界があるためです。
とはいえ、

こう思うかもしれませんね。
ただ、先輩看護師も一人で対応できないことが多いという事実を知っておいてください。
例えば、
・車椅子トイレ介助
・点滴の追加
・検査室に送迎
上記の対応などは、ほぼ毎日発生します。
同時に発生することもよくあるので、上手に声を出しながら対応しているものです。

振り返りの積み重ね=正しい優先順位をつけられる
振り返りの積み重ねこそが、経験と正しい知識を身につけて優先順位を決められるようになります。
看護の現場で発生した経験は、リアリティが高く知識が定着しやすいからです。
とはいえ、

こう思うかもしれませんね。

具体的な方法としては
✔︎職場でその日のうちに、振り返りをする
上記の方法で振り返りをしていました。
自分自身で振り返っても良いですし、先輩看護師と話しができそうなら優先度の振り返りを短時間でするのも良いですね。

まとめ:新人看護師は重症度と緊急度を理解して、経験と知識を積み重ねることが大切
今回は、新人看護師が優先順位をまちがえる5つの理由、重症度と緊急性の考え方について解説をしました。
本記事の要約
✔︎重症度と緊急度を正しく理解することが大切
✔︎新人看護師が優先順位をまちがえる5つの理由
✔︎振り返りの積み重ねが、正しい優先順位を決められる
経験と知識をつけることで、正しい優先順位をつけることができます。
