

看護師の仕事で下の世話をするのがつらい。できればやりたくないけど、しない場所なんてあるんだろうか…。
こんな悩みを解決します。
- 病棟で仕事をする看護師であれば、下の世話は必須
- 看護師の仕事で下の世話が必要な理由
- 入院施設を持たない場所なら、下の世話は不要
<プロフィール>
- 現役看護師15年目
- 総合病院→施設看護師へ転職
- 日勤のみで残業なし(有給全消化)
- ブログきっかけで本を執筆
結論から先に言うと
“入院施設を持たない環境で働けば、下の世話は必須ではない”
となります。
とはいえ、



看護師で病院以外に働く場所なんてあるの?
こう思いますよね。
本記事では、
『看護師が下の世話をする理由と回避する方法』
というテーマで伝えていきます。
下の世話をせずにのんびり働きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、スタートしていきましょう!
病棟で仕事をする看護師であれば、下の世話は必須になります


病棟で働く看護師の場合、下の世話はほぼ100%あります。
動けない患者さんが一人でもいれば、下の世話は必ずしなければいけないケアの一つになるからですね。
ケアをしなければ
- 不潔になる
- 皮膚のただれ
- 排泄による感染症を起こす
というように、患者さんにとって不利益なことばかり起こります。
看護師の下の世話は、イメージがありますか?
看護師の仕事は3K(キツイ、汚い、危険)と言われているので、このイメージが強いですよね。
看護師の仕事で下の世話が必要な理由。それは高齢者が多いからです


”65歳以上の高齢者が約3割”
これが下の世話をしないといけない患者さんが増えている原因の一つです。
年齢を重ねていくと、元気そうに見えても
- 今まで病気を繰り返している
- 薬を飲んで落ちついている
- 病気をしやすい
- 体の機能がギリギリ
- きっかけ一つで急激に悪くなる
こんなリスクを抱えながら、日々を過ごしています。
今までたくさんの高齢患者さんを見てきましたが、病気をして動けない期間が数日あるだけで
“体力が著しく低下する”
という状況が起こります。
高齢であればあるほど、体の機能を取り戻すのに時間がかかりますし、病気が治っても元に戻らない方もたくさんいます。
- 歩行→歩行器
- 杖→車イス
- 車イス→寝たきり
「本当に今まで歩けていたの?」
高齢になると動けなくなる確率が上がり、下の世話が必要になっていきます。
看護師の仕事で下の世話をしたくないなら、入院施設を持たない場所で働けばOKです





どうしても下の世話が苦手だな…下の世話ができないと、看護師はできないの?
こう思う人もいるでしょう。



診療の補助がメインの職場で働くことで、下の世話をする回数は減ります。
- クリニック
- 健診センター
- 保健センター
- コロナワクチン接種担当
環境を変えることで、下の世話をする確率が圧倒的に下がります。


入院施設がないので、下の世話をする必要がないわけですね。
看護師の仕事というのは、幅広い分野になります。
自分が得意だと思う看護分野を見つけて働くと、やりがいも見つかりますし、楽しく仕事ができるものです。



看護師といっても、得意分野と苦手分野があります。柔軟に環境を変えるのが大切になります。
まとめ:看護師の仕事で下の世話は、ほぼ必須。とはいえ、しなくても良い職場はたくさんあります


今回は、看護師が下の世話をする理由と回避する方法というテーマで解説をしました。
- 病棟で仕事をする看護師であれば、下の世話は必須
- 看護師の仕事で下の世話が必要な理由
- 入院施設を持たない場所なら、下の世話は不要



看護師キャリアの積み方は一人ひとり違うので、続けやすい環境で働くのが大切です。

